親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

顕正新聞

2024年顕正新聞1月1日号年頭所感に高森顕徹会長の文章がない件について考える

宗教法人浄土真宗親鸞会(富山県射水市)の機関紙・顕正新聞2024年(令和6年)1月1日号を読みました。以下、思ったことを書きます。 目次 毎年恒例の高森顕徹会長の年頭所感がない 事実上の会長交代を思わせる紙面構成 「人生の目的」を前面に 親鸞聖人ご生…

宗教法人浄土真宗親鸞会 高森顕徹会長・過去の著作の剽窃問題について・コメントまとめ

目次 あまり知られなくなった高森顕徹会長の剽窃問題 高森顕徹会長の著作について 「白道燃ゆ」 「光に向かって」 「会報」全五集 「会報」から「なぜ生きる」変更の影響 1万年堂出版設立の目的 「剽窃」していた方がまだまともだった親鸞会教義 猿松さんの…

顕正新聞論説「弥陀に照育されて進む聴聞の一本道」を読んで思った事(親鸞会機関紙2023年5月15日号)

親鸞会機関紙・顕正新聞2023年5月15日号を読みました。親鸞会の降誕会が近づいてきたので、降誕会に向けての記事と5月の連休中の各地での行事や研修が記事になっていました。 親鸞会・顕正新聞2023年5月15日号1面より今回は、論説について書きます…

顕正新聞論説の「新しい領解文」への批判が批判にならない件(顕正新聞2023年4月15日号)

顕正新聞2023年4月15日号1面宗教法人浄土真宗親鸞会の機関紙・顕正新聞2023年(令和5年)4月15日号を読みました。 6月の降誕会へ向けての記事と、愛知県尾張会館が完成したという記事が掲載されていました。今回、気になったのは論説「崩壊に向かう伝…

論説にあらわれる親鸞会の教えの特徴・単語は出しても説明がない(顕正新聞2023年04月01日号を読んで)

顕正新聞2023年4月1日号1面宗教法人浄土真宗親鸞会の機関紙・顕正新聞2023年04月01日号を読みました。 以下、思った事を書きます。 今回は、論説について書きます。論説の多くは、直近の親鸞会館での行事で上映された過去の高森顕徹会長の法話のまとめにな…

「歎異抄研究会」に戻った親鸞会(顕正新聞2023年3月15日号を読んで)

顕正新聞2023年3月1日号1面宗教法人浄土真宗親鸞会機関紙・顕正新聞2023年(令和5年)3月15日号を読みました。今回の一面は、青年婦人学生大会についてでした。 若き親鸞学徒が施主を勤める青年婦人学生大会が、親鸞会館・二千畳(富山県射水市)で3月5…

もはやビデオ法話であることが前提になった親鸞会降誕会(顕正新聞2023年3月1日号を読んで思った事)

親鸞会機関紙顕正新聞2023年3月1日号1面より親鸞会機関紙顕正新聞2023年(令和5年)3月1日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。 今回の1面は、「6/10・11 二千畳で真剣な聞法を 親鸞聖人降誕会まで3ヶ月」が見出しとなっていました。3年ぶり…

過去の二千畳にあって、今の二千畳にないもの。「20年の歴史、輝く未来へ・世界最大の畳敷き二千畳」(顕正新聞2023年2月15日号)を読んで思った事。

宗教法人・浄土真宗親鸞会機関紙・顕正新聞2023年(令和5年)2月15日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。 顕正新聞2023年2月15日号1面 コロナ対策が緩和され、今年は、親鸞会館・二千畳(富山県射水市)に全国各国の同志があふれる光景が戻って…

年頭所感「今ぞ秋 親鸞学徒決起する(高森顕徹)」から見る今年の親鸞会(顕正新聞2023年1月1日号より)

親鸞会機関紙・顕正新聞2023年1月1日号を読みました。 今回は年頭所感を読んで思った事を書きます。 親鸞会顕正新聞2023年1月1日号 1面今年は、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年の年なので、伝統教団でも記念法要が行われます。 www.hongwanji.or.jp kyo…

「5.14日本最大の展示会場で降誕会・今年は東京ビッグサイト」(顕正新聞2023年1月1日号)を読んで思った事(歎異抄大學)

親鸞会機関紙・顕正新聞2023年(令和5年)1月1日号を読みました。 東京ビッグサイト公式サイトより以下、気になった事を書きます。今年の5月14日(日)江東区有明にある東京ビッグサイトで東京降誕会を開くという記事がありました。 東京降誕会では、高…

「現今の浄土真宗の99.9%は十劫安心の異安心といわれます」(親鸞会顕正新聞論説2022.10.01)を読んで思った事

前回の記事 shinrankaidakkai.hatenablog.com に関連して書きます。親鸞会の機関紙顕正新聞2022年10月1日号の論説に「浄土真宗を覆う十劫安心」が掲載されました。 全文は、親鸞会公式サイトにあるのでそちらをご覧下さい。 親鸞会公式サイトより浄土真宗を…

「青年講師」に見る親鸞会の人手不足

親鸞会の機関紙・顕正新聞2022年(令和4年)8月1日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。 今回の特集は、「学徒になったら顕真学院」でした。 顕正新聞2022年8月1日1面 顕真学院、その過去と現在 かつて顕真学院は、親鸞会における人材の養成…

会と会員の代替わり問題が表面化してきた親鸞会(顕正新聞2022年07月15日号より)

顕正新聞2022年07月15日号1面親鸞会機関紙・顕正新聞2022年07月15日号を読みました。以下、思った事を書きます。1面は、上記に画像で紹介した会員追悼法要の案内です。追悼法要は毎年行われていますが、今回の記事は台湾の親鸞会を支えてきた会員が相次い…

「病気が全快したら無上の幸福になる」がおかしいと思う点(顕正新聞2022年4月15日号を読んで)

宗教法人浄土真宗親鸞会機関紙・顕正新聞2022年(令和4年)4月15日号を読みました。 以下、思った事を書きます。 顕正新聞2022年4月15日号3面降誕会案内5月14日・15日に親鸞会館(富山県射水市)で開催される親鸞聖人降誕会の案内が1面でした。今年は、二…

旧顕真学院の建物は「浄土真宗学院あわら校舎」に

shinrankaidakkai.hatenablog.com以前書いた記事のその後です。顕正新聞2022年(令和4年)02月01日号を読みました。以下、思ったことを書きます。 顕正新聞2022年02月01日号1面より 若者に法を説く顕正講師、インターネットで有縁の人に法施するオンライン…

「『歎異抄」旋風を世界へ」と「因果の道理が分からねば」2022年親鸞会の活動指針・顕正新聞2022年(令和4年)1月15日号を読んで思った事)

顕正新聞2022年(令和4年)1月15日号を読みました。 以下、思った事を書きます。 「歎異抄」一色の親鸞会 顕正新聞2022年1月15日号1面この号は、新春大会が富山県の親鸞会館で行われ、またネット配信によって各地の会館でも同時間に新春大会が行われた様子…

年頭所感「ただ念仏して」の説明が説明になってない件(親鸞会顕正新聞2022年1月1日号より)

顕正新聞2022年1月1日号を読みました。年頭所感を読んで思ったことを書きます。 顕正新聞2022年01月01日号より年頭所感1面は昨年の1月号に続いて京都会館の記事でした。親鸞会にとって京都に会館があるというのは、東西本願寺にならんだかのような感慨があ…

二千畳行事の終わりの始まり?今年の親鸞会報恩講は各地の会館開催へ

顕正新聞(親鸞会機関紙)2021年(令和三年)10月15日号を読みました。以下、思ったことを書きます。今年の親鸞会館での報恩講は行われないことになりました。公式サイトの告知一覧にも今年の降誕会以降は何の行事案内もされていません。 重要なお知らせ…

「徹底せよ『宗の極致』」(顕正新聞論説・公式サイト掲載)から見える教義の変更

顕正新聞2021年06月15日号掲載の論説が、公式サイトにも掲載されていました。 www.shinrankai.or.jp以下、思ったことを書きます。今回は「徹底せよ『宗の極致』」のタイトルでしたが、気になるところは以下の部分です。(全文を読みたい方はリンク先より) …

顕正新聞論説「今日が聞法、最後の日」(2021.02.15)を読んで思ったこと

親鸞会の機関紙・顕正新聞2021年(令和3年)2月15日号を読みました。以下思ったことを書きます。 今回は、タイトルにもある論説「今日が聞法、最後の日」について書きます。「論説」は、一般紙の社説にあたり、親鸞会弘宣局を代表して書かれているもので…

いつの間にか高森顕徹会長の過去のビデオ法話上映が前提になっている最近の親鸞会館行事について思うこと

目次 今回もビデオ法話だった「二千畳講演会」 顕正新聞での「高森先生の法話」の記述の変化 行事の前提が変わった 「高森先生から直接聞かねば」から「ビデオ法話でもネット中継でもよし」へ 会の運営事情でただ続けるビデオ法話の行事 「高森先生が話をさ…

2020年親鸞会降誕会・追悼法要の内容を参加者はどう受け取ったのか(顕正新聞2020年9月1日号より)

shinrankaidakkai.hatenablog.com 前回の記事で、2020年親鸞会 降誕会・追悼法要の内容について書きました。 今回は、その行事の内容について書いた顕正新聞の内容から、親鸞会会員はどのようにその話を受け取ったのかを書きます。最初に「論説」にどう…

「歎異抄をひらく」とはどんな本だったのか(顕正新聞・顕真から見る)

前回の記事 顕正新聞からみえる「歎異抄をひらく」の扱いの変遷(2020年8月1日号・論説「十二年間、待望の書籍」を読んで) - 親鸞会を脱会した人(したい人)へ の続きです。 「歎異抄をひらく」が発刊されたのは、親鸞会結成50周年にあたる2008年4…

顕正新聞からみえる「歎異抄をひらく」の扱いの変遷(2020年8月1日号・論説「十二年間、待望の書籍」を読んで)

親鸞会の機関紙・顕正新聞2020年8月1日号を読みました。以下思ったことを書きます。8月9日(日)10日(月)の降誕会・追悼法要は、一部地域の参加者による1500人限定で親鸞会館で行われるとのことでした。今回は、論説について書きます。タイトルにも書…

顕正新聞論説に見る親鸞会会員の「救い」観(2020年(令和2年)07月15日号を読んで)

親鸞会の機関紙・顕正新聞2020年07月15日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。高森顕徹会長が会員の前で話をすることも無くなったので、顕正新聞にも高森顕徹会長がこういう話をしたという記事は掲載されていません。 こういう状況で、今回特に目…

高森顕徹会長の「名号・信心・念仏」の説明で気になったところ(顕正新聞2020年03月15日号より)

親鸞会の機関紙・顕正新聞2020年03月15日号を読みました。以下思ったことを書きます。 ここ最近の親鸞会機関紙に多いのは、海外の記事と「高森先生と学徒との対話」です。 海外に関しては、東南アジアでこれだけ聞く人が増えていますというものです。 一部紹…

2019年4月13日14日親鸞会館での降誕会の演題が「『真宗の極致』について」と知り思ったこと

宗教法人浄土真宗親鸞会(富山県射水市)機関紙・顕正新聞2019年(平成31年)2月1日号を読みました。今回は、青年・婦人・学生大会と降誕会の日時が掲載されていたので紹介します。顕正新聞2019年2月1日号3面より上記のように、青年・婦人・学生大会…

「年頭所感・高森顕徹会長自分で書いていない説」から見える親鸞会の未来

顕正新聞(親鸞会機関紙)2019年1月1日号を読みました。毎年1月1日号は、高森顕徹会長の年頭所感が掲載されています。高森顕徹会長が顕正新聞に記名ありで寄稿することは年に一回のことなので、会員は「高森会長からの年賀状」と思って読んでいます。 しか…

なにがなんでも参詣者を増やしたい親鸞会・高森顕徹会長(顕正新聞2018年6月15日号を読んで)

親鸞会機関紙顕正新聞2018年(平成30年)6月15日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。 人集めが最大の関心事 6月の親鸞会館での高森顕徹会長の法話も一般紙に一面広告を掲載し、またその動画を公式サイトで公開しています。 その上、今回の機関紙で…

「ただのただもいらぬ、ただじゃった」との歎異抄についての論説を読んで会員にも読まれない理由を考える(顕正新聞2018年3月15日号より)

顕正新聞平成30年3月15日号を読みました。 以下思ったことを書きます。今回も一面は「歎異抄」でした。おそらく映画「歎異抄をひらく」が公開されるまで、ずっとこれを続けるのでしょう。ここまでくると、「機関紙一面が歎異抄でした。さてどんな記事だっ…