親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

三願転入

Youtube動画「親鸞聖人の教えに善の勧めはあるかないか」(浄土真宗を学ぶch by 渡部隆志)に見る親鸞会の内向き志向

2023年05月19日(金)Youtubeに以下の動画が公開されました。 www.youtube.comタイトルだけを見ると【親鸞聖人の教えに善の勧めはあるか ないか】となっており、親鸞会批判に反論する内容なのかと思いました。しかし、内容を確認してみると、先日「聞き損な…

親鸞会が三願転入の解釈変更・どこが変わったのかを考える

2023年4月に入ってから、親鸞会の弘宣局長である渡部隆志氏が自身のYoutubeチャンネル「浄土真宗を学ぶチャンネル by 渡部隆志」で「三願転入」についての動画を3本公開しました。 www.youtube.com 【三願転入(2)】阿弥陀如来の本願に真実の願と方便の願…

親鸞会講師の「信前の念仏で助かる訳ではないのに、勧めるのは矛盾だといわないのに信前の善は助かる訳ではないのに、勧めるのは矛盾だというのはなぜ?」について

前回の記事の続きです。 shinrankaidakkai.hatenablog.com個人的には、「親鸞会の三願転入」について、これほど明確にネット上で言語化されたのは初めてだと思っています。 20願の自力の念仏だからと言ってすすめないということはないじゃないですか。念仏は信…

親鸞会講師が桜嵐坊の仏教部屋で語った「三願転入」について

2022年10月22日に親鸞会講師の添谷亮介氏が、「桜嵐坊の仏教部屋」に登場しました。 このような形で親鸞会講師が本願寺派の僧侶と対談をするのは初めてのことでした。 www.youtube.com テーマは「親鸞会さんと本願寺さんどう違う?」でした。 親鸞会と本願寺…

親鸞会の三願転入で誰も助からない理由は三願を「横の線」に当てはめるから

この記事について 前回の記事に関連して書きます。 「宿善論争」以後、親鸞会が現在まで強調しているのが「三願転入」です。 もちろん「三願転入のご文」自体は、親鸞聖人が書かれたものです。しかし、解釈が親鸞会独自のものを加えているために、会員はそれによ…

「阿弥陀仏の本願に、真実と方便とがあると、親鸞様はお示しになっておられます。具体的には十九願と二十願ですが、もしこの願がなければ私たちは迷うことはなかったのではないか?」(Peing質問箱より)

質問箱に頂いたものですが、内容を判断して安心問答ではなく、こちらに記事を書きます。 Peing-質問箱-より質問箱には以下のように書きました。 19願、20願で迷うというのは、私に関して言えば親鸞会で「19願を通らねば救われないので、まず善を実行せ…

親鸞会の主張する三願転入論が観念の遊戯になってしまう理由

宗教法人浄土真宗親鸞会(高森顕徹会長)は、「親鸞会流三願転入」を主張し多くの会員に、彼等の教義を信じさせています。もちろん、彼等の主張する「親鸞会流三願転入」は親鸞聖人の教えられたものとは違います。そのため、ネット上では複数の元会員から複数回…

親鸞聖人は19願を勧められたか、勧められなかったか。原文で読むとわかる三願転入(顕真平成27年4月号を読んで)

前回のエントリーで、現在親鸞会は機関誌の顕真で「親鸞会流三願転入」をなんとか正当化しようと頑張っていることを書きました。現在問題にしている部分は、前回のエントリーから再度引用すると以下のものです。 【問】「十九願は方便だから要らない。十八願だけ…

親鸞会会員が「横の線」を進んでいるのになぜ「縦の線」にたどり着けないのかを、エッシャー上りと下り(無限階段)から考える

前回のエントリー 「煩悩と疑情」を混同させて、会員を迷わせる高森顕徹会長(親鸞会機関誌顕真平成26年10月号を読んで) - 親鸞会を脱会した人(したい人)へ を書いていて、親鸞会で高森顕徹会長がいつも板書している「縦の線と横の線」が、実際のところ…

親鸞会機関紙・法友通信「無条件の救い」と「五重の義」を読んで思ったこと(顕正新聞平成25年10月15日号より)

顕正新聞平成25年10月15日号を読みました。今回は10面掲載・法友通信「無条件の救い」と「五重の義」を読んで思ったことを書きます。 「阿弥陀仏の救いは無条件ですが、五重の義で『5つのものがそろわないと往生できない』と聞くと、条件があるよう…

自分を阿芸の大瀛になぞらえる高森顕徹会長の妄想(浄土真宗親鸞会)(顕真平成25年5月号より)

親鸞会機関誌顕真平成25年5月号を読みました。 以下、思ったことを書きます。今月号は、広島会館が落慶したことについての関連記事が紙面の半分以上でした。広島会館の落慶法要に、高森会長が話をした内容が「三業惑乱と阿芸の大瀛」だったようです。いつ…

高森会長「善をしなければ、自惚れ心が砕かれないので救われない」(5月6日二千畳座談会・6月1日顕正新聞より)

顕正新聞平成24年6月1日号にも掲載されている5月6日の二千畳座談会の内容について書きます。このエントリーを書くにあたって、実際に5月6日の座談会に参加した方より情報を頂き、それを参考に書きます。情報を提供して下さった方にこの場を借りて御礼申…