親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

2015-01-01から1年間の記事一覧

教義のダブルスタンダードを機関誌に堂々と書く親鸞会(顕真2015年10月号を読んで)

顕真*12015年10月号を読みました。内容としては、奈良会館の建立に関するものが大半でした。現在もほぼ毎月の様に全国各地に会館が出来ているようです。それ以外で気になったところを紹介します。 それは、この10月号から始まった、「『なぜ生きる2』解説(…

親鸞会報恩講「二千畳10周年」に参加された人から聞いて思ったこと。「怒濤の十年二千畳」何が怒濤だったのか?

平成27年10月10(土)11(日)と、富山県射水市の浄土真宗親鸞会館で、親鸞聖人報恩講 二千畳10周年記念大会が行われました。そこに参加された方から、その様子を聞き、思ったことをかきます。以下は、行事のパンフレットです。親鸞会の公式サイト…

(書評)「運命を切り開く因果の法則」(伊藤健太郎著)ー「善に努めることだけが救済の道」とのプラトンの言葉で、親鸞会的三願転入へ導く本

宗教法人浄土真宗親鸞会講師でもあり、「なぜ生きる」(高森顕徹監修_浄土真宗親鸞会会長)の著者のでもある伊藤健太郎氏の新刊「運命を切り開く因果の法則」の内容についての感想です。(2回目)運命を切り開く因果の法則作者: 伊藤健太郎出版社/メーカー…

(書評)「運命を切り開く因果の法則」(伊藤健太郎著)ー2015年度版『なぜ生きる第一部』宗教法人浄土真宗親鸞会の現在がわかる本

宗教法人浄土真宗親鸞会講師でもあり、「なぜ生きる」(高森顕徹監修_浄土真宗親鸞会会長)の著者のでもある伊藤健太郎氏の新刊「運命を切り開く因果の法則」を読みました。以下、感想を書きます。運命を切り開く因果の法則作者: 伊藤健太郎出版社/メーカー…

「しくじり先生 辺見マリ」の回を見て、親鸞会にいた自分そのままだったと驚いた件

2015年9月14日(月)に放送された「しくじり先生 俺みたいになるな」を見ました。今回は辺見マリが、自身が洗脳され、そこから立ち直ることで学んだことを話す回でした。その中に出てくるいろいろな場面が、親鸞会にいた時に見聞きしたことと重なることが…

親鸞会会員が「因果の道理」(因果の法則)と「三願転入」に拘る理由を考える

親鸞会で強調される教義は、「因果の道理」と「三願転入」です。今回は、なぜその二つに会員は固執するのかを考えて見ます。因果の道理については、最近親鸞会講師が、一万年堂出版から本を出したところからも、その力の入れようも伺えます。運命を切り開く…

親鸞会会員は何を目指しているのか?を考える。後生の一大事の解決から、よき求道者への変遷

このブログを読まれている方なら、すでに御存知のことですが、宗教法人浄土真宗親鸞会(会長:高森顕徹氏)の教義に対して、主に退会者から「それは親鸞聖人のみ教えと違う!」という批判が幾度と出ています。それに対して、親鸞会の講師部員と思われる人や…

高森顕徹会長の「体験談を言うな聞くな」が、実際のところは「信心の沙汰をするな」になっている件(顕真平成27年7月号)

顕真(宗教法人浄土真宗親鸞会機関誌)平成27年7月号を読みました。 今回は、「法友通信(5/31講師部講義)各人各様の体験とは異なる 善知識方の三世十方を貫く教え」の記事について書きます。大体どのような内容かについて、記事から一部引用して紹介…

「三願転入を非難する外道より浅ましき輩を破る」(顕真平成27年7月号)がなにも破っていない件

宗教法人浄土真宗親鸞会(高森顕徹会長)の機関誌「顕真」平成27年7月号を読みました。現在顕真では「三願転入を非難する外道より浅ましき輩を破る」という連載記事が掲載されています。今回の7月号で第6回になっています。 しかし、この特集のおかしなと…

親鸞会の主張する三願転入論が観念の遊戯になってしまう理由

宗教法人浄土真宗親鸞会(高森顕徹会長)は、「親鸞会流三願転入」を主張し多くの会員に、彼等の教義を信じさせています。もちろん、彼等の主張する「親鸞会流三願転入」は親鸞聖人の教えられたものとは違います。そのため、ネット上では複数の元会員から複数回…

「親鸞会的三願転入」で救われたという人がいたら言いそうなことを書いたブログの紹介

ネット上で「親鸞会」と検索すると、親鸞会作成のサイトや親鸞会批判サイトが出てきます。その中で、親鸞会よりの僧侶という立場で書かれているブログがあります。それが以下のものです。正しい真宗教義の伝承のために 後生の一大事ikiruimiwositte.blog83.f…

真宗合同布教大会大会に出させていただきます。

安心問答に書きましたので、詳細はこちらをご覧下さい。第七回真宗合同布教大会に出させていただきます。 - 安心問答(浄土真宗の信心について)d.hatena.ne.jp

もし現役会員が『私は19願を出て、20願に入りました。もうお布施はしません』と言ったら、親鸞会はどう言う?

最近ある方と話すか機会がありました。その中で印象に残っているのは、その方が言われた、以下の意見です。「親鸞会の活動が激しくて、それについていけずに辞める人は、親鸞会でいう19願から20願に入ったということになるのではないですか?」 というもの…

親鸞会を辞めた人へ、あなたは「負けた」のではありません。

親鸞会を脱会した人に対して、親鸞会の現役会員が抱く感情は「あの人は負けてしまったのだ」「厳しい求道についていけなくなったのだ」というのが多いのではないかと思います。 かくいう私も、現役会員のころにはそのような感情を持ったことがあります。 私…

「『(親鸞会流)三願転入』と『三重廃立』は矛盾するのではないか?」と親鸞会会員が思ったことに高森会長が答えたこと

前回のエントリーで、「(親鸞会で言う)三願転入」と「三重廃立」は矛盾していることを書きました。そのことを書いているうちに、私が会員であったときにも同じことが多くの人に疑問となったことを思い出しました。当時高森会長による「三願転入しなければ…

「方便必要」の「なぜ生きる2」と「方便捨てよ」の「親鸞聖人を学ぶ」親鸞会会員はどっちを信じるべき?

親鸞会が主張する「三願転入しなければ救われない」は、「19願の通りに善を実行しなければ、19願を出て20願に入ることはできない。20願の通り自力念仏を称えなければ、20願を出て18願に入ることは出来ない」というものです。 そのため前回のエン…

親鸞聖人は19願を勧められたか、勧められなかったか。原文で読むとわかる三願転入(顕真平成27年4月号を読んで)

前回のエントリーで、現在親鸞会は機関誌の顕真で「親鸞会流三願転入」をなんとか正当化しようと頑張っていることを書きました。現在問題にしている部分は、前回のエントリーから再度引用すると以下のものです。 【問】「十九願は方便だから要らない。十八願だけ…

顕真「なぜ生きる2に学ぶ」より。親鸞会流三願転入に対する非難に答えられない親鸞会

最近の顕真は、三願転入に関する記事が連載されています。 顕真の記事は、そのとき親鸞会が誰に関心を払って『群賊悪獣』認定をしているのかがよく解ります。なぜそんな認定をしなければならないのかといえば、親鸞会は、常に誰かと戦っていないといけない団体…

「宮田秀成氏の邪義(1) 獲信しても浄土往生の確信はない??」の原文はこちらです

少し前に、以下のような記事がネットにあることを教えていただきました。 kazoku.sub.jp 上記は、宗教法人浄土真宗親鸞会(会長:高森顕徹氏)の弘宣局作成の「親鸞会批判の真実」なるサイトです。あまり更新していないので、私も更新確認をしばらくしていま…

富山の親鸞会館の真ん前にできるコストコ紹介動画の紹介

最近親鸞会館の近くにコストコが出店するそうです。 それにともなって、親鸞会が、親鸞会館を紹介する動画をyoutubeに出していました。富山県射水市のコストコ建設状況(H27.2.4時点)と親鸞会館を見てきた - YouTube個人的には、コストコが出来ることによっ…

「親鸞聖人を学ぶ」(1万年堂出版)に書いてある「秘事法門の特色」が殆ど親鸞会に当てはまる件

親鸞聖人を学ぶ作者: 伊藤健太郎,仙波芳一出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2014/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「親鸞聖人を学ぶ」は、親鸞会が現在どんなことに力を入れているのかがよく分かる本です。今回とりあげるのは、「秘事法門…

「因果の道理が分からなければ、親鸞聖人の教えは分からない」(「親鸞聖人を学ぶ」より)は間違いといえるのは、なぜか

親鸞聖人を学ぶ作者: 伊藤健太郎,仙波芳一出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2014/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る今回紹介する部分は「親鸞聖人を学ぶ」の「第7章親鸞聖人は何を教えられたのか」の中にある章です。それまでの章は、ほ…

書評3「親鸞聖人を学ぶ」(伊藤健太郎・仙波芳一著_1万年堂出版)「親鸞伝」ではなく、宗教法人浄土真宗親鸞会_高森顕徹会長の著作「なぜ生きる」「なぜ生きる2」「歎異抄をひらく」のPR本

親鸞聖人を学ぶ作者: 伊藤健太郎,仙波芳一出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2014/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの「親鸞聖人を学ぶ」についてのエントリーは3回目です。 この本の特徴の一つは、高森顕徹会長(宗教法人浄土真宗親鸞…

書評2「親鸞聖人を学ぶ」(伊藤健太郎・仙波芳一著_1万年堂出版)「親鸞伝」ではなく、宗教法人浄土真宗親鸞会_高森顕徹会長作の「アニメ映画世界の光 親鸞聖人(チューリップ企画販売)」の宣伝本

親鸞聖人を学ぶ作者: 伊藤健太郎,仙波芳一出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2014/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「親鸞聖人を学ぶ」はどんな本なのかを、書籍の前書きから紹介します。 親鸞聖人の実像に迫るには、議論百出の歴史に踏み…

書評「親鸞聖人を学ぶ」(伊藤健太郎・仙波芳一著_1万年堂出版)宗教法人浄土真宗親鸞会の布教ツールとして読むと、現在の親鸞会が分かる本

親鸞聖人を学ぶ作者: 伊藤健太郎,仙波芳一出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2014/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「親鸞聖人を学ぶ」が、1万年堂出版から出版されたので購入しました。今回は、その感想です。 このブログの読者の方なら…