親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

2013-01-01から1年間の記事一覧

年末に平成25年(2013年)の親鸞会を振り返る

平成25年(2013年)も残すところ僅かとなりました。 今回は、顕正新聞12月15日号より、今年の親鸞会の活動状況を紹介します。大きなものとしては、なぜ生きる2の発刊と、55周年大会でした。 しかし、それ以上に目立つのは、とにかく各地に会館…

書評4「なぜ生きる2」(1万年堂出版 高森顕徹著)を一言で言えば「真実を捨てて方便に入れ」浄土真宗を知りたい人は絶対読んではいけないトンデモ本

「なぜ生きる2」(一万年堂出版 高森顕徹著)に出てくる「重要なキーワード」は、この本がどういう意図で書かれているかを知る上で「重要なキーワード」となります。なぜ生きる 2作者: 高森顕徹出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2013/12/10メディア: 単…

書評3:なぜ生きる2(高森顕徹著:浄土真宗親鸞会会長)はテロップで読者に浄土真宗の教えを見失わせる本

宗教法人浄土真宗親鸞会会長高森顕徹氏の新刊「なぜ生きる2」の特徴は、ある程度の文章ごとに「重要なキーワード」が出ているところです。 この「重要なキーワード」は、いわゆるテレビ番組におけるテロップのような役割をしています。というのは、テレビ番…

平成25年(2013年)後期親鸞会講師試験問題(親鸞会機関誌顕真平成25年12月号より)

宗教法人浄土真宗親鸞会機関誌_顕真H25年12月号を読みました。そこに、講師試験問題と回答が掲載されていたので紹介します。 【1】 我々に「弥陀の浄土へ生まれたい」という心が起きるのはなぜか。簡潔に答えよ。 【2】 人間がどれだけ善に励んでも、…

書評2:「なぜ生きる2」…浄土真宗を知りたい人は読む必要はなく、高森顕徹会長に思うことがある人は読むべき本

今回は、総論としての書評記事としてエントリーします。書名で検索して、来られた方ははじめまして。私は著者が会長を務める宗教法人浄土真宗親鸞会の元講師部員です。 平成13年発行の前作「なぜ生きる」より12年経過してまさかの「なぜ生きる2」の刊行…

なぜ生きる2(1万年堂出版 高森顕徹著)の、おかしなところに付箋紙を貼った結果(画像あり)

高森顕徹会長(宗教法人浄土真宗親鸞会)の渾身の新刊「なぜ生きる2」を読み終わりました。なぜ生きる 2作者: 高森顕徹出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2013/12/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る読んでいて「?」とか「??」という部分…

なぜ生きる2(1万年堂出版 高森顕徹著・宗教法人浄土真宗親鸞会会長)レビュー1「カルト宗教団体の会長が秘伝のレシピを公開した希有な書)

カルト宗教としてその筋では有名な宗教法人浄土真宗親鸞会・高森顕徹会長の新刊「なぜ生きる2」が出ました。地元の書店にも展開していたので購入して読んでみました。 なぜ生きる 2作者: 高森顕徹出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2013/12/10メディア: …

親鸞聖人ができなかったことをやり遂げようとする親鸞会講師部員(宗教法人浄土真宗親鸞会機関誌・顕真平成25年11月号法友通信より)

己の心知らされた 聖人の悲痛なお叫び 講師部 A (略) 見ざる、聞かざる、言わざる、は何とかなっても、思わざるだけはどうしてもやまなかったと、親鸞聖人は20年間、自己の心と取り組まれ、悲痛なお叫びを繰り返しておられます。それは私たちに、心の動…

顕真平成25年11月号法友通信を読んで思ったこと(宗教法人浄土真宗親鸞会結成55周年法友通信より)

宗教法人浄土真宗親鸞会(高森顕徹会長)の機関誌・顕真平成25年11月号を読みました。ここ最近の親鸞会機関紙は全国各地の会館建立の記事ばかりで教義的な話題は、以前に比べても相当減っています。今回紹介する顕真平成25年11月号も、半分は関西西…

脱会者を「恩知らず」という親鸞会・高森会長に思うこと

前回のエントリーで、時間の都合で書けなかった部分を追記として書きます。仏教で言う「恩」は、語源からいうと「作られた」という意味からくるものです。なにかがあったとしてもそれは「私が作った、為した」というものではないという立場から出てくる言葉…

親鸞会でよく聞く「高森先生のご恩に…云々」に感じる違和感について考える

親鸞会では、毎年報恩講が行われていました。私が最後に参加したのは、親鸞会結成50周年大会でした。それから考えると今年は55周年大会があったとのことで、月日が経つのは早いものだと思います。「報恩講」とは、文字通り「恩に報いる」と書きますが、…

宗教法人浄土真宗親鸞会の正本堂写真が地元北日本新聞の一面を飾った件(平成25年11月7日朝刊)

今回書くのは、タイトル通りで11月7日北日本新聞朝刊の一面にコストコ小杉進出の記事が掲載されました。建設予定地は、小杉インターのすぐそばのようで、Googleからもってきたらしき写真にはよくみると親鸞会会員(元会員)にはおなじみの正本堂が写真右…

親鸞会機関紙・法友通信「無条件の救い」と「五重の義」を読んで思ったこと(顕正新聞平成25年10月15日号より)

顕正新聞平成25年10月15日号を読みました。今回は10面掲載・法友通信「無条件の救い」と「五重の義」を読んで思ったことを書きます。 「阿弥陀仏の救いは無条件ですが、五重の義で『5つのものがそろわないと往生できない』と聞くと、条件があるよう…

「親鸞は阿弥陀仏に救われたぞー!(親鸞会・高森顕徹会長の正信偈最初の二行の解説)が間違いである2つの理由(その2)

「親鸞は阿弥陀仏に救われたぞー!(親鸞会・高森顕徹会長の正信偈最初の二行の解説)が間違いである2つの理由(その1) - 親鸞会を脱会した人(したい人)への続きです。今回は、(2)「よりたのむ所は仏因(法)であって、仏体(阿弥陀仏という仏)は仏…

「結局会長の冒頭2行の説明における最大の間違いは、"親鸞は"という言葉を頭にくっつけたという点にあると思っていいんでしょうか?」(KYさんのコメントより)

KY 2013/10/25 10:23 以前に何回か質問させていただいたものです。 今回の正信偈の冒頭2行における高森会長の説明が誤りであることに関して、 根拠をもって明確に解説いただき、よく理解することができました。 つまり親鸞聖人は阿弥陀仏という仏様自体に助…

「親鸞は阿弥陀仏に救われたぞー!(親鸞会・高森顕徹会長の正信偈最初の二行の解説)が間違いである2つの理由(その1)

「信心決定=阿弥陀仏に救われたぞー(高森会長がいう正信偈の最初の二行の説明)」ではありませんを、今後詳しく書いて行きます。 - 親鸞会を脱会した人(したい人)への続きです。それでは、正信偈の最初の二行「帰命無量寿如来 南無不可思議光」を「親鸞…

高森会長のいう正信偈の最初の二行の解説(親鸞は阿弥陀仏に救われたぞー)が、親鸞会に留まり続ける理由

「信心決定=阿弥陀仏に救われたぞー(高森会長がいう正信偈の最初の二行の説明)」ではありませんを、今後詳しく書いて行きます。 - 親鸞会を脱会した人(したい人)への続きです。親鸞会教義についての批判で、一番問題だと思ったのは、この「正信偈の最初…

「信心決定=阿弥陀仏に救われたぞー(高森会長がいう正信偈の最初の二行の説明)」ではありませんを、今後詳しく書いて行きます。

以前のエントリー親鸞会・高森顕徹会長の正信偈の最初の二行の解説「親鸞は阿弥陀仏に助けられたぞー!!」は間違いである理由 - 親鸞会を脱会した人(したい人)へについて、思うところがありもう少し詳しく書き足すことにしました。 理由は、正信偈の最初…

「親鸞会的三願転入」が破綻している理由を、仏体所帰から見てみる

前回のエントリーに関連して書きます。 「親鸞会的三願転入」とは、親鸞会会員(元会員)が、高森顕徹会長から聞いてきた話のことです。それはどういうものかといえば、「阿弥陀仏の第十九願に誓われている通り、善を実行し、その善が間に合わなかったと知ら…

親鸞会・高森顕徹会長の正信偈の最初の二行の解説「親鸞は阿弥陀仏に助けられたぞー!!」は間違いである理由

宗教法人浄土真宗親鸞会の高森顕徹会長のいうところの「親鸞聖人の教え」は、実際の親鸞聖人の教えとは違います。それについて、当ブログだけでなくいろいろな方が指摘されているところです。 今回は、「高森会長の正信偈の最初の二行の解説は間違いである」…

親鸞会を脱会したい人に見てもらいたい「浄土真宗の法話案内」の紹介

最近、浄土真宗の法話案内|全国の法話の情報を自由に掲載・閲覧できるサイトですというサイトが公開されました。現在ベータ版(テスト運用中)です。ユーザー登録した人が、各自で入力した法話情報が表示されるサイトです。 私が、このサイトを紹介する理由…

「捨てよ、迷いの『設計図』」と自己矛盾な親鸞会機関紙の記事を読んで思ったこと(顕正新聞平成25年10月1月号より)

顕正新聞(宗教法人浄土真宗親鸞会機関紙)平成25年10月1日号を読みました。以下、気がついたことを書きます。 今回紹介するのは、親鸞会機関誌顕正新聞平成25年10月1日号10面法友通信 大導師以上座談会(9月1日)の法友通信の記事です。 捨て…

親鸞会機関誌顕真平成25年8月号掲載_講師試験の問題文

親鸞会機関誌顕真平成25年8月号を読みました。9月号に、講師試験問題と回答が掲載されていたので、そのなかの問題文を紹介します。 (顕真平成25年8月号より、親鸞会講師試験の風景) 講師試験問題(6月23日実施) ※回答を考えてみましょう。 【1…

親鸞会の「曽無一善の者と知らせて救う」本願は本当か?(顕真平成25年8月号より)

顕真平成25年8月号を読みました。以下に思ったことを書きます。 今回は、「法友通信・6/16大導師以上座談会 弥陀の見抜かれた人間の姿『一生造悪』と『雑毒の善』」より紹介します。 阿弥陀仏は、全人類を「一生造悪」「曾無一善」と見抜かれています…

親鸞会を脱会して名号本尊(親鸞会で言う正御本尊)を返却して困っている方へ

宗教法人浄土真宗親鸞会(高森顕徹会長)では、入会すると「携帯用正御本尊」が貸与されます。この「携帯用正御本尊」とは、「親鸞聖人ご真筆の名号本尊」と会の中でいわれている携帯できる六字名号の本尊のことです。 しかし、この「親鸞聖人ご真筆」という…

十劫安心の定義は教学聖典の通りに覚えたら間違いです(親鸞会機関誌顕正新聞平成25年8月1日号より)

顕正新聞(宗教法人浄土真宗親鸞会機関誌)平成25年8月1日号を読みました。以下、気がついたことを書きます。以前から、親鸞会は「真宗十派は十劫安心に陥っている」と親鸞会以外の団体を批判しています。しかし、高森顕徹会長のいう「十劫安心」は定義…

「この世どんな体験があったにせよ、最も重要な後生についてどうなるか分からないのなら、信前の私と何も変わらないとしか思えません。」(1年生さんのコメント_安心問答より)

安心問答のエントリーに書かれたコメントですが、内容から判断してこちらにエントリーとして書きます。以下、安心問答のコメント欄より転載 1年生 2013/08/16 18:40 死後がどのようになるか分からない心は「無明の闇」なのでしょう? あなた達は結局、まだ…

親鸞会でいう「五重の義」について思うこと(宿善は、善をすることで厚くなるは本当か?)

「五重の義」について安心問答のコメント欄を読んで思ったことを書きます。一度書いてみて、こちらの脱会ブログの方が合っていると思ったのでこちらに投稿します。 まさ 2013/08/09 19:02蓮如聖人がお文に示された『これによりて五重の義を立てたり。一には…

「十九願で勧めれれている修善は、無上仏にむかって力いっぱいする善だから、純粋な心が問われます。 では、自分はどうか。」(顕真平成25年7月号より)を読んで思い出した唯信鈔のお言葉

前回のエントリーで、顕真平成25年7月号の法友通信を紹介しました。その中で、以下の文章を読んで思ったことを書きます。 心の悪は野放しで 罪福信じているのか 富山県 親友部 (略) 「罪福ふかく信ぜしめ」、三願転入の軌道に乗せていただくとは、それ…

法友通信「仏智疑う罪深し 破れるまで進め」(親鸞会機関誌・顕真平成25年7月号)を読んで思ったこと

顕真平成25年7月号を読みました。そのなか法友通信「仏智疑う罪深し 破れるまで進め」を読んで思ったことを書きます。 6月のテレビ講演では、「如来の諸智を疑惑して 信ぜずながらなおもまた 罪福ふかく信ぜしめ 善本修習すぐれたり」というご和讃で、親…