親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

逃げ場は親鸞会の外にあります。幹部の自死を通して思ったこと。

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こちらにも書かれていますが、親鸞会の幹部の一人が自死をされました。
今年の顕正新聞にも元気そうな姿が記事になっていたのを見ていただけに、大変残念なことです。


どうしてそういう道を選んだのかは本人にしか分かりません。
しかし、同じ道を歩む人が今後一人も出ないようにという思いで今回の記事は書きます。


一般論として自殺をする人は、他に選ぶ手段がないと思ったときにそういう行動をとると言われます。衝動的であれ、計画的であれその点は共通しています。
学校でのいじめ自殺や、職場でのパワハラ自殺は、学校や会社という閉じられた世界しか見えなくなり、そこで苦しい目にあうことで、苦しみから逃れるには命を絶つしかないということで自殺すると言われます。


親鸞会も学生にとっての学校以上に閉鎖的な空間です。幹部会員ともなれば、日常に親鸞会以外の人と会うことがないという人も多いです。
したがって、人間関係も親鸞会という限られた世界のものだけになり、そこでいろいろな人間関係の苦しみにあうと、相談先もなく一人で抱えることになってしまいます。実際に、私がいた12年前でも精神を患って講師部を退部する人は何人もいましたし、親友部員で精神科に通い処方を受けている人も多くいました。


あれから10年以上が経ち、親鸞会の中の世界もますます狭くなり、上の方ではポジション争いが激しくなり、その余波を受けて周りの人もいろいろと苦しい目にあっていることは、風の便りに聞こえてきます。


また一番変化したのは、高森顕徹会長の話の内容だと思います。いつの間にか縦の線と横の線も書かなくなり、「報恩講に信を取れ」がスローガンだった報恩講などの行事も、いつの間にか「歎異抄をひらく40万部突破記念」に変わり、信心決定せよということも、後生の一大事ということも話の中では出てこなくなりました。


その上、高森顕徹会長の体調もよくなく今後話をすることもあるのだろうかどうだろうかという状況では、親鸞会という世界に留まるにしても希望が見いだせなくなる人も出てくると思います。


しかし、思い詰める前に、親鸞会の外にも世界はあるということを知って頂きたいと思います。
親鸞会に不審をもっているならば、私に限らずすでに脱会した人は誰でも親身になって話を聞いてくれるはずです。


また、親鸞会は信じているけれども、とにかく苦しいしもう自殺しかないのではないかと思っている人は、以下のリンクで紹介されているところに一度コンタクトをとって下さい。

電話相談はこちら
電話相談|自殺対策|厚生労働省
SNSでの相談はこちら
SNS相談|自殺対策|厚生労働省


生きていれば、必ず浄土往生の身に救われます。今まで歩んできた道の先にあると思っていた光はなくても、救いは手元によびかけられています。思い詰める前に、一度私でも上記の行政機関や一般社団法人などに連絡をして下さい。貴方の手助けをしてくれる人はいます。一人で抱え込まないで下さい。