親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

静かな劇場(親鸞会講師のブログ)「報恩講 親鸞聖人の願われたこと」の間違っている部分について

親鸞会弘宣局で任務をしている親鸞会講師部員のブログ「静かな劇場」について、気がついたことを書きます。だれも突っ込まないと、この解説でいいと思う人もあるかもしれないのでエントリーで書きました。


コメント欄に書いても承認されないのでブログエントリーに書き、トラックバックを送ってみます。

「三朝浄土の大師等
哀愍摂受したまいて
真実信心すすめしめ
定聚の位に入らしめよ」(正像末和讃


聖人が「三朝浄土の大師等」と呼びかけておられるのは、
印度、中国、日本の三国の高僧知識方(七高僧)のこと。
これらの方々に、どうか「真実信心すすめしめ、定聚の
位に入れしめよ」と哀願しておられるのである。
一切の人々に真実信心を勧め、往生一定の身(定聚の位)
に導いていただきたい。親鸞も全力挙げてはおりますが、
信心獲得する人が少ないので困っております。どうか力
をお貸しください、とお願いされているのである。(静かな劇場より引用)

http://blog.goo.ne.jp/345shigure/e/5284ae7aedbfda4664f2d566d1211ba7

これは間違いです。以下、聖典セミナー「正像末和讃」より引用

正像末和讃 (聖典セミナー)

正像末和讃 (聖典セミナー)

【現代語訳】
インド・中国・日本の浄土門の祖師たちは、私たちを哀れみ、摂め受けなさって、他力の真実信心を勧めてくださり、必ず仏になるくらゐに勧め入れてくださっています。
(略)
「したまひて」「いれしめよ」という言葉は、こちらからそのようにしてくださとお願いしていくのではなく、進めてくださっていることを敬い、讃えられる言葉です。

親鸞聖人が七高僧にお願いされている言葉ではありません。

上記のように、親鸞会弘宣局で機関誌の執筆に携わる講師部員がこのような文章をネットに公開するのは、高森会長から聞いたことを疑わずに書いているからです。

ついでにこのエントリーの内容でもう一つ書いておきます。

残念ながら本願寺750回忌は、聖人讃仰の〃荘厳な〃
儀式はあっても、「真実信心」の勧めも、「定聚の位に
入らしめよ」の熱い叫びも聞かれませんでした。二時間
余りの法要中、10分程度「阿弥陀如来はいつでも、どこ
でも、照らし、呼び続け、包んでいてくださいます」と、
すでに皆助かっていると誤解させるに十分な話をしただけ
でした。

一年近く経つので、宗教法人浄土真宗親鸞会の750回忌で高森顕徹会長が何を話ししていたかをすっかり忘れているようですね。

以下のリンクを、静かな劇場の管理人さんはぜひ読んでください。

昨年の750回忌で高森会長が話したことは、「私の話を続けて聞きなさい」です。真実信心の勧めはなにもありません。
高森顕徹会長「阿弥陀仏に救われる為です。そのために今日ここへ来られたんです。だから寝ておれないんです」→その日の終わり「それについては明日話します」。参詣者「……」(親鸞会750回忌の参加者より頂いた情報) - 安心問答(浄土真宗の信心について)
親鸞会の750回忌からわかる高森顕徹会長の話を会員が続けて聞いてしまうたった一つの理由(親鸞会750回忌参加者から頂いた情報より) - 安心問答(浄土真宗の信心について)
親鸞会・750回忌で3日間高森顕徹会長が話したことをまとめると「親鸞聖人の教えは、阿弥陀仏に救われた人でなければ矛盾としか思えない教えである。それを矛盾と思うのは、まだ救われていない証拠である。そんな教えだから、救われた人から聞かないと絶対分からないので、続けて私の話を聞きなさい」 - 安心問答(浄土真宗の信心について)
(親鸞会主催の750回忌で)「3日とも南無阿弥陀仏の6つの字のいわれは説かれなかったのですか。」(非会員Aさんのコメント) - 安心問答(浄土真宗の信心について)