親鸞会からの削除申請があったため、内容を変更しております。
先日、親鸞会より当エントリーに使われている浄土真宗学院の画像が会員専用ページのものだということで著作権違反の申請がありました。
一時期ブログ自体も公開できなくなりましたので、画像を削除し内容を変えて公開します。
以下、以前の公開した記事の修正版です。
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先日、ある方から脱会相談を受けた際「浄土真宗学院に入学したのですが」と聞きました。
私は「親鸞会に入会したのではないのですか?」と質問をすると、「いえ、浄土真宗学院に入学しました」とのことでした。詳しく聞くとその「浄土真宗学院」への入学を勧めてきた「仏教講師」がその時初めて自分が「浄土真宗親鸞会の講師である」と言ったとのことで、親鸞会には違いありません。しかし、聞いた事がない名前だったので、調べてみると次世代の親鸞会の姿が分かるようなものだったので紹介します。
上記のページが、浄土真宗学院のものです。親鸞会とは別のドメインを取得して一見すると親鸞会の名前がないように見えます。
しかし、よくよくみるとページの最下部に「©2021 Jodo Shinshu Shinrankai 」の文字を見ることができます。
3つのコース
初級は基礎的内容
中級は、正信偈の内容
上級は、歎異抄の内容と高森顕徹会長の法話動画が2つ見ることができます。
また、中級と上級は学徒タブレットがついてきます。その関係で、中級からは費用が上がります。
私が相談を受けた方は、中級に申し込みをしたところ、入学金+年会費で17万円だったそうです。それが今回は特別割引で11万8千円になっていたとのことでした。
そして入会すると、週1回1時間、講師が個別でネット通話による面談サポートがあるそうです。
Youtubeにもチャンネルが出来ていました。
宗教法人浄土真宗親鸞会から「浄土真宗 通信講座」浄土真宗学院へ
紹介ベージをみる限りは、これだけネットに特化した浄土真宗通信講座は確かに他にありません。紹介ページも大変まとまっており奇麗に作られています。
教える内容が親鸞会のものである事を除けば本当に勝れた仕組みを作ってあると思います。
コロナ禍で人が集まることが難しくなったところで、ネットに特化した勧誘方法に舵を切ったものだと思います。これである程度の人は入会をすることと思います。それが何人になるかは解りません。しかし、この方向はおそらく今後の親鸞会の主流になっていくのではないかと思います。高森顕徹会長の法話が事実上無くなって、富山の親鸞会館に全国から会員が毎月集まるやり方は終わりました。今後は、全く人が集まらなくても入会者を増やし、会費を集めて会を維持する最善手がこの方法だと親鸞会は考えたのでしょう。
しかし、「学ぶ」ことを全面に打ち出した「浄土真宗学院」は、「この世で絶対の幸福になれる」と言ってきた「宗教法人浄土真宗親鸞会」とは異なったものです。これまでは、地元の講師から「学び」、親鸞会館で高森顕徹会長から「救いの話を聞く」という役割分担が実質されていました。
それに対して高森顕徹会長の法話が無くなり、前者の「学ぶ」だけが残り、「救いの話を聞く」場がなくなったのが今後の親鸞会です。かつての高森顕徹会長の役目を担う人も今のところはいなさそうなので、「学ぶ」機能だけを残して「浄土真宗 通信講座」として、今後の親鸞会は残っていくのではないかと思います。
「救い」を求めて親鸞会に残っている会員の方は、これ以上親鸞会にいても「学ぶ」ことはあっても「救い」はありません。
「学びたい」のか「救われたい」のかで、今後の身の振り方を考えて見て下さい。