親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

親鸞会を辞めた人へ、あなたは「負けた」のではありません。

親鸞会を脱会した人に対して、親鸞会の現役会員が抱く感情は「あの人は負けてしまったのだ」「厳しい求道についていけなくなったのだ」というのが多いのではないかと思います。 かくいう私も、現役会員のころにはそのような感情を持ったことがあります。 私…

「『(親鸞会流)三願転入』と『三重廃立』は矛盾するのではないか?」と親鸞会会員が思ったことに高森会長が答えたこと

前回のエントリーで、「(親鸞会で言う)三願転入」と「三重廃立」は矛盾していることを書きました。そのことを書いているうちに、私が会員であったときにも同じことが多くの人に疑問となったことを思い出しました。当時高森会長による「三願転入しなければ…

「方便必要」の「なぜ生きる2」と「方便捨てよ」の「親鸞聖人を学ぶ」親鸞会会員はどっちを信じるべき?

親鸞会が主張する「三願転入しなければ救われない」は、「19願の通りに善を実行しなければ、19願を出て20願に入ることはできない。20願の通り自力念仏を称えなければ、20願を出て18願に入ることは出来ない」というものです。 そのため前回のエン…

親鸞聖人は19願を勧められたか、勧められなかったか。原文で読むとわかる三願転入(顕真平成27年4月号を読んで)

前回のエントリーで、現在親鸞会は機関誌の顕真で「親鸞会流三願転入」をなんとか正当化しようと頑張っていることを書きました。現在問題にしている部分は、前回のエントリーから再度引用すると以下のものです。 【問】「十九願は方便だから要らない。十八願だけ…

顕真「なぜ生きる2に学ぶ」より。親鸞会流三願転入に対する非難に答えられない親鸞会

最近の顕真は、三願転入に関する記事が連載されています。 顕真の記事は、そのとき親鸞会が誰に関心を払って『群賊悪獣』認定をしているのかがよく解ります。なぜそんな認定をしなければならないのかといえば、親鸞会は、常に誰かと戦っていないといけない団体…

「宮田秀成氏の邪義(1) 獲信しても浄土往生の確信はない??」の原文はこちらです

少し前に、以下のような記事がネットにあることを教えていただきました。 kazoku.sub.jp 上記は、宗教法人浄土真宗親鸞会(会長:高森顕徹氏)の弘宣局作成の「親鸞会批判の真実」なるサイトです。あまり更新していないので、私も更新確認をしばらくしていま…

富山の親鸞会館の真ん前にできるコストコ紹介動画の紹介

最近親鸞会館の近くにコストコが出店するそうです。 それにともなって、親鸞会が、親鸞会館を紹介する動画をyoutubeに出していました。富山県射水市のコストコ建設状況(H27.2.4時点)と親鸞会館を見てきた - YouTube個人的には、コストコが出来ることによっ…

「親鸞聖人を学ぶ」(1万年堂出版)に書いてある「秘事法門の特色」が殆ど親鸞会に当てはまる件

親鸞聖人を学ぶ作者: 伊藤健太郎,仙波芳一出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2014/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「親鸞聖人を学ぶ」は、親鸞会が現在どんなことに力を入れているのかがよく分かる本です。今回とりあげるのは、「秘事法門…

「因果の道理が分からなければ、親鸞聖人の教えは分からない」(「親鸞聖人を学ぶ」より)は間違いといえるのは、なぜか

親鸞聖人を学ぶ作者: 伊藤健太郎,仙波芳一出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2014/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る今回紹介する部分は「親鸞聖人を学ぶ」の「第7章親鸞聖人は何を教えられたのか」の中にある章です。それまでの章は、ほ…

書評3「親鸞聖人を学ぶ」(伊藤健太郎・仙波芳一著_1万年堂出版)「親鸞伝」ではなく、宗教法人浄土真宗親鸞会_高森顕徹会長の著作「なぜ生きる」「なぜ生きる2」「歎異抄をひらく」のPR本

親鸞聖人を学ぶ作者: 伊藤健太郎,仙波芳一出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2014/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの「親鸞聖人を学ぶ」についてのエントリーは3回目です。 この本の特徴の一つは、高森顕徹会長(宗教法人浄土真宗親鸞…

書評2「親鸞聖人を学ぶ」(伊藤健太郎・仙波芳一著_1万年堂出版)「親鸞伝」ではなく、宗教法人浄土真宗親鸞会_高森顕徹会長作の「アニメ映画世界の光 親鸞聖人(チューリップ企画販売)」の宣伝本

親鸞聖人を学ぶ作者: 伊藤健太郎,仙波芳一出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2014/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「親鸞聖人を学ぶ」はどんな本なのかを、書籍の前書きから紹介します。 親鸞聖人の実像に迫るには、議論百出の歴史に踏み…

書評「親鸞聖人を学ぶ」(伊藤健太郎・仙波芳一著_1万年堂出版)宗教法人浄土真宗親鸞会の布教ツールとして読むと、現在の親鸞会が分かる本

親鸞聖人を学ぶ作者: 伊藤健太郎,仙波芳一出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2014/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「親鸞聖人を学ぶ」が、1万年堂出版から出版されたので購入しました。今回は、その感想です。 このブログの読者の方なら…

親鸞会会員が「横の線」を進んでいるのになぜ「縦の線」にたどり着けないのかを、エッシャー上りと下り(無限階段)から考える

前回のエントリー 「煩悩と疑情」を混同させて、会員を迷わせる高森顕徹会長(親鸞会機関誌顕真平成26年10月号を読んで) - 親鸞会を脱会した人(したい人)へ を書いていて、親鸞会で高森顕徹会長がいつも板書している「縦の線と横の線」が、実際のところ…

「煩悩と疑情」を混同させて、会員を迷わせる高森顕徹会長(親鸞会機関誌顕真平成26年10月号を読んで)

顕真平成26年10月号を読みました。以下、気になったところについて書きます。 今回は、「法友通信(9/2 講師部講義)信機と信法は一念同時」を読んで気がついた事を書きます。 『歎異抄』第9章で親鸞聖人は煩悩と疑情の違いを明らかになされている。阿…

「善知識は全因縁と言われて親鸞会に在籍していますが、本当に会長先生は全因縁となる理由が有るのでしょうか?」(頂いた質問)

「善知識は全因縁と言われて親鸞会に在籍していますが、本当に会長先生は全因縁となる理由が有るのでしょうか?」(頂いた質問) 上記について明日記事を書こうと思います。それまでにご意見のある方はコメント下さい。 追記 2014/11/27 18:15 高森会長が善知…