現在、Youtube上で親鸞会講師と桜嵐坊の仏教部屋で議論がされています。shinrankaidakkai.hatenablog.com
こちらにこれまでの動画はまとめています。
その中で、
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14年前に親鸞会がmixi上で、退会者と議論をした内容が取り上げられました。
当時は、親鸞会が「三願転入しなければ誰も救われない」と強調していた時期です。詳しい内容は、上記リンクをご覧になってください。
その中で、親鸞会は「阿弥陀仏の十九願に「十方衆生」とあるのだから、全ての人は十九願を通らねばならない」と主張していました。
それに対して、退会者から「では、十九願を勧められた親鸞聖人のお言葉を出してください」と質問されたところ、いくつか根拠をだしたものの全て「それは根拠にならない」と言われ絶句したまま終わりました。
mixi上の議論は、その後管理人である親鸞会関係者が記録を削除したため現在はみることができません。親鸞会としては「なかったこと」にしたかったようです。しかし、今日になってyoutube上で再び日の目を見ることになることは親鸞会も想定はしていなかったと思います。
「親鸞会は沈黙した」と言われたままでは、格好がつかないと思ったのか、親鸞会講師がこの話題について再び反論動画を出すようになりました。その一つを紹介ます。しかし、これは「反論」ではなく「議論の争点そのものを変える」でした。
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三願転入論議のポイント『なぜ生きる2』を再び読む① 浄土真宗の法話by親鸞会講師(添谷亮介講師)
(57:43〜上記リンクは再生されます。
親鸞聖人が十九願を勧めた根拠を出せと、反対派の人はいうようですけれども。ですが、親鸞聖人は十九願を勧められた方ではありませんので、当然ながら十九願のお勧めなるお言葉はございません。 親鸞聖人は18願の救いに至る道程において必ず通るのが十九、二十の方便願であると言うことであって、十九願を勧められたのではございません。
で、敢えて言うならば親鸞会が、親鸞会の講師が勧めるのは親鸞聖人の教えにおいて、善の勧めがありますよと、いうことを述べるのであって、はい。十九願を勧めているのではありません。ましてや、十九願の救いを勧めているのでもありません。はい。
じゃあその善の勧めとその三願転入との関係、また善の勧めというと宿善論にも関わってくるのですけれども。そのことについてはまた今後述べていきたいと思います。(57:43ごろから)
このように「親鸞聖人は19願を勧められた方ではないので、そんなお言葉はない」と主張を変えました。
そうなると、親鸞会活動の中核にある「善の勧め」は一体どうなるのかと言うと、「親鸞聖人の教えに、19願の勧めはないけれども、善の勧めはある」と言うものです。
今までの親鸞会では「善の勧め」の根拠は「19願」だった筈ですが、それを変えてきました。話を「宿善」に変えようとしています。つまるところは、教義を変更したと言うことです。
外部批判によって変わってしまう教義とは元々お聖教に根拠がなかったことを認めたに等しいです。今後話題にする宿善も、「親鸞会の考える教え」に都合の良いように根拠を持ってくるだけなのだろうと思います。
親鸞会の教義変更は昔からやっていることですが、動画の形で可視化されるようになりました。今、親鸞会に所属している会員の方も、批判を受けただけで教義をあっさり変える団体の教えは信用に足るものかどうか、今一度考えて見てください。