親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

親鸞会次期会長は「動画版・活字版高森会長」(人に依らず、法に依れ)と朝日新聞広告の記事紹介

shinrankaidakkai.hatenablog.com
前回の記事について、改めて思ったこととして追記します。


前回記事を書いた際は、「人に依らず、法に依れ」の言葉について、「今迄のように高森会長(人)に依らず、法(教え・会長の著作など)に依っていきなさい」という意味だろうと思って書きました。実際、論説に書いてある趣旨はそういうものでした。


しかし、よくよく親鸞会の現状と、これまでの高森顕徹会長の行動から考えると実際に言いたいことは随分違っているのではないかと思いました。


端的に書くとこうなります。
「私の後に誰が会長職を継いだとしてもそんな『人』に依らず、私の書いた本や法話のビデオ(『法』)に従ってこれからも私の話を聞いていきなさい」


高森顕徹会長が、次世代の親鸞会に誰が立ったとしても信用できる人がいないので、これから「高森顕徹会長」は人ではなく著作やビデオの形となって永世会長職につくことを宣言したものだと考えると合点がいきました。高森会長の次の会長は、「ビデオの高森会長」「活字の高森会長」とするという事業継承についての発表だったといえます。

継承者問題に決着

私が会に所属していた頃から、高森顕徹会長の次は誰が親鸞会の会長になるのだろうかという問題は曖昧なままでした。会員の多くは、なんとなく長男が世襲して二代目会長になるのではないかと思っていました。
しかし、多くの中小企業でよくある創業者が何でもやりたがった結果後継者に道を譲らないまま、事業継承に失敗する事例を親鸞会も踏襲してきました。高森顕徹会長が、60代から70代になっても次期会長は誰かも分からないまま現在に至っています。


実際問題として、会員の目から見ても高森顕徹会長の後を継いで、高森会長と同じくらいの求心力をもって会員の前で話ができる人は誰もいません。それと同時に親鸞会の内部では「善知識とは自ら信心決定した上で人に法を説く人でなければならない」という共通認識があるため、講師部員で公に「私は信心決定しました」という前提で話をしている人がいない以上は、会員からすれば今後は誰の話を聞いたらいいのかと思ってしまいます。


それに加えて、親鸞会は組織として、影響力のありそうな人、「信心決定しました」と公言する人を次々と排除してきたので余計に次の会長になりそうな人が見当たらないのが現状です。


そこでいよいよ高森顕徹会長も会員の前で話をしなくなったこの時期に、「次の会長は私の著作やビデオにする」と会長自身が決断したものだと思います。


しかし、そうなると今迄いろいろと問題が指摘されてきた親鸞会の主張する教義的な問題を修正することはできなくなり、会のことを考える一部の人が期待していた「まともな真宗の団体」への道は閉ざされることになるでしょう。もしそうするならば、会を割るか別の会を立ち上げるしかありません。

新聞広告とネットを使った偽装勧誘の記事の紹介

親鸞会の教義的な問題もありますが、それに加えて以前から指摘されているのが偽装勧誘の問題です。
以前は、大学での勧誘が問題になっていましたが、現在は一般の人に向けて、いわば会をあげての偽装勧誘に邁進をしています。

そのことを紹介した記事があったので紹介します。

hbol.jp
こちらの記事で、親鸞会が現在どのような形で勧誘活動を続けているかが詳しく紹介されているので、すでに退会されて現状を知られない方はご覧下さい。


記事の中でも紹介されていますが、以下のサイトでも「仏教講師」が、ネット講座を開いています。
『#歎異抄』セミナー・勉強会・イベント - こくちーずプロ


親鸞会」の名前を出さずに勧誘する例は、親鸞会の勧誘活動の大半を占めると言っても過言ではない状況になっています。
そこまでして、なぜ親鸞会は偽装勧誘をやめないのかと言えば、それだけ「入会目標」を達成しなければならなかったからです。


今から20年以上前に「文化講座」形式での一般向けの講座が始まったのが、一般向け偽装勧誘の始めとなりましたが、その時は今迄にない参加者があったとのことでした。しかし、それが拡大して現在まで来ると、ネット上での偽装勧誘は記録もネット上に残り続けるため、長期的に見れば親鸞会という団体に対する信頼を築くことはできません。


どれだけ勧誘をしても、入会する人がいても結果として人が残らないのは、親鸞会のそのような体質によるものだということです。

それだけ必死に偽装勧誘までして人を誘った先が、ビデオの高森顕徹会長、活字の高森顕徹会長で本当にこの先「浄土真宗万年の礎」と言っていたことが実現するのでしょうか?そう思っていない会員の方は、早く会を去ることを考えて下さい。