親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

アニメ学院や「ご解説ビデオ」よりも「あなたの白道」を読むのが会員にとって本当の報恩講(顕正新聞平成29年10月1日号を読んで)

顕正新聞平成29年10月1日号を読みました。以下思った事を書きます。
今回は、台湾会館落慶座談会が一面でした。また、大阪会館が落慶間近という記事も目立ちます。
とはいえ、やはり今回もシネマ学院の記事が掲載されていました。
10月の報恩講に向けて、準備を続けているそうです。

今回の顕正新聞記事を見る限りは、「シネマ学院」はただ「高画質、音響もいい映画『なぜ生きる』をみることができる施設」のようです。そこで、今回の顕正新聞の記事を見ると本当に(未来の)会員に勧めたいのは「ご解説ビデオ」のようです。

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同上 希望者に「ご解説ビデオ」

「ご解説ビデオ」といっても、これまでの「ビデオ法話」ではなく、これまでの高森顕徹会長のアニメ映画「なぜ生きる」解説をまとめたもののようです。

以下、顕正新聞より抜粋します。

○「難思の弘誓は難度の海を度する大船」とは?
など。いずれも高森先生の二千畳のご法話やテレビ座談会をまとめたものである。
シネマ学院向かいにあるF館、または親鸞会館本館の「浄信の間」で上映され、時間はテーマによって異なっている(30分と90分)
映画では、私たちの人生が海に例えられている。それがなぜ分からねば、大船に載せられる救いも分からない。映画を基本から理解するために、どうしても知っておきたい大事な内容が凝縮されている「ご解説ビデオ」である。(L)

ここで分かる事は、高森顕徹会長の作成した映画「なぜ生きる」は「ご解説ビデオ」を見ないと分からない作品だということです。

それはなぜかと言えば、極めて内輪の人にしか分からない説明、場面表示で描かれた映画だからです。私も、映画「なぜ生きる」を見て思ったことは、「内容の善し悪しは置いておいても、会員以外には分かりにくいだろうな」でした。

そこを「ご解説ビデオ」によって「こんなに深い教えなのだ」といいたいのだと思います。しかし、私は直接聞いてはいませんが、参加した人の「高森顕徹会長の映画『なぜ生きる』のご解説」はあまり評判がよくありません。

私個人として、それも無理もないことだと思いました。
なぜなら、あの映画「なぜ生きる」を見て、心の底から感動した人はいないと思っているからです。では、どうしてそう言えるかといえば、詳しい理由は最近公開された嶋田さん(元親鸞会講師部員)の「あなたの白道」に言いたいことは殆ど書かれていますのでそちらを御覧下さい。


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(全部で6章構成で、現在4章まで公開されています)




ただ私の個人的な会員時代の経験を振り返ると、親鸞会に入会した当初は「これが浄土真宗の教えなのか。」という驚きも感動もありましたが、しばらくするとそういう感動もなくなって行きました。
それから長い間、「自分は素晴らしい教えを聞いている」と周りからも言われ、また人にも言っているうちに自分が感動していると思い込んでいる状態が続いていたのだと思います。「法を聞いて有り難いな」といった意味での「感動」は、今振り返るとなかったのだと思います。「このまま死んだら後生だぞ」という気持ちは、「法を聞いた感動」とはまた別物です。頭も心も、あまり働いていない状態でした。

本当に伝えたいことのある話、また法話の内容で言えば、南無阿弥陀仏について説かれる話には何か感ずるところは、現在親鸞会会員の方にもまだあります。10月7日8日は、親鸞会館で報恩講だそうですが、一度「あなたの白道」読んでください。