親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

2014-01-01から1年間の記事一覧

難信を通り越して「信を獲た人はいない」と主張を変えてきた親鸞会(顕正新聞2014.4.15より)

顕正新聞4月15日号を読みました。以下の記事を読んで思ったことを書きます。 (顕正新聞平成26年4月15日号2面より) 上記より一部抜き書きをします。 それは熱心な長期の聞法者も多く参詣していた時のことであった。 「この中に信を獲ているものは…

書評12「なぜ生きる2」(1万年堂出版 高森顕徹著)より「信心は大悲の願船に乗った風光」ではありません。

「なぜ生きる2」(1万年堂出版 高森顕徹著)を読んで思ったことを書いています。 以前に書いたものはこちらを参照下さい。(これまでの「なぜ生きる2」記事一覧)なぜ生きる 2作者: 高森顕徹出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2013/12/10メディア: 単…

「『若不生者』の『生まれる』はこの世で正定聚に生まれることだ」の主張をこっそり翻した高森顕徹会長(宗教法人浄土真宗親鸞会)顕真平成26年4月号を読んで

親鸞会に所属している人の特徴は、外から教義について批判をうけても絶対に間違いを認めないことです。なぜ認めないのかと言えば「高森先生(浄土真宗親鸞会・高森顕徹会長)が仰ったから」が根拠となっているからです。 また、当の高森会長も外から教義批判…

30年以上本願寺派へ事実無根の批判をしていた親鸞会(親鸞会公式サイトを見て)

前回のエントリー本願寺派門主の著作を読んで勝手に勝利宣言をする親鸞会(親鸞会機関紙顕真平成26年4月号より) - 親鸞会を脱会した人(したい人)へ に書いたことが、親鸞会公式サイトにも掲載されていました。 本願寺門主「最後のメッセージ」 今回、…

本願寺派門主の著作を読んで勝手に勝利宣言をする親鸞会(親鸞会機関紙顕真平成26年4月号より)

親鸞会機関誌・顕真平成26年4月号を読みました。 今回書くのは、タイトルに書いた通りです。 今回の顕真の巻頭言は以下のものでした。 高森顕徹会長(宗教法人浄土真宗親鸞会)の著書「歎異抄をひらく」の一部分が載っていました。 どういうことかと目次…

「後生に驚きが立たない」と悩んでいる人は、実は「後生に驚きが立っている」その理由は?

前回のエントリーを書いて、その後思ったことを書きます。親鸞会でいう「後生に驚きが立った人」は、切迫した無常や、深刻な罪悪を感じる状態ばかりがクローズアップされています。ですからその面だけで言えば「後生に驚きが立った人」はほとんどいません。…

「後生の一大事がわからないから」親鸞会に残る人、会を辞める人

最近別のブログにかいた以下のエントリーについて思ったことを書きます。 「後生の一大事がわかりません。どうしたら分かるのでしょうか?」(頂いた質問) - 安心問答(浄土真宗の信心について)親鸞会では、「後生の一大事が分かる」または「後生の一大事…

顕正新聞の東スポ化がとまらない(宗教法人浄土真宗親鸞会機関紙・顕正新聞平成26年4月1日号より)

宗教法人浄土真宗親鸞会機関紙・顕正新聞平成26年4月1日号を読みました。以下、思ったことを書きます。ここ最近の顕正新聞の内容がなんとも形容しがたいものになっています。過去に弘宣部(現在の弘宣局)にいた人間からしても「どこまで本気で書いているの…

書評11「なぜ生きる2」(1万年堂出版 高森顕徹著)より信心決定を説かない親鸞会の現状

前回のエントリーに続いて「なぜ生きる2」(1万年堂出版 高森顕徹著)の3章から気になるところを書きます。今回書くのはタイトルにも書きましたが、信心決定についてなるべく触れないようになった親鸞会の現状についてです。 なぜ生きる 2作者: 高森顕徹…

本願寺を批判する親鸞会は、本願寺から相手にされていないことを知っている件

最近の宗教法人浄土真宗親鸞会(会長:高森顕徹氏)機関誌は、本願寺派を中心に伝統教団への批判記事が溢れています。 最近のエントリーで書いたことを通して、現在の親鸞会は本願寺派、大谷派をはじめとする伝統教団に全く相手にされていないことを自覚して…

2014-3-25のエントリーに追記:内部統制に明け暮れる親鸞会

「親鸞会には救われている人がいません」(親鸞会機関誌・顕真平成26年3月号より) - 親鸞会を脱会した人(したい人)への追記エントリーです。親鸞会機関誌の顕真平成26年3月号の記事について前回書きました。その後に思ったことを書きます。 ◎ある人…

「親鸞会には救われている人がいません」(親鸞会機関誌・顕真平成26年3月号より)

顕真平成26年3月号を読みました。簡単に内容を紹介し、気になったところについて書きます。 苦悩の群生海に飛び込み 迷妄斬り開く剣士に 第2回われら親鸞学徒は、あまたの群賊悪獣を切り裂く利剣を持つ。 今こそ、剣を磨いて起つ秋だ。(顕真平成26年…

蓮如上人「物を言え」親鸞会会員「物も言えん」 あさ川進さんの除名で思ったこと

最近、親鸞会会員でブログを書いていたあさ川進さんが、親鸞会を除名になったことを、本人のブログ記事で知りました。 参照 つくべき縁あればともない、離るべき縁あれば離れ : あさ川進の、宗教と私 朝令暮改の親鸞会ですから、特別驚くことではありません…

書評10「なぜ生きる2」は浄土真宗を現世利益宗教にしてしまうトンデモ本。そこから見える親鸞会が知識帰命の団体になる理由

前回のエントリーより この「なぜ生きる2」を絶賛する親鸞会会員は、現世利益を売り物にする新興宗教団体に入った方が「恐怖感や孤独感から解放され、心おだやかに安住」「病気なども静養できて、全快」「濃密な余生が送られる」「生活の不安や心配がなくな…

書評9「なぜ生きる2」(1万年堂出版 高森顕徹著)「恐怖感や孤独感から解放され、心おだやかに安住」「病気なども静養できて、全快」「濃密な余生が送られる」「生活の不安や心配がなくなる」「人間関係もスムーズになる」「がんやウイルスへの抵抗力も高まり、健康に良い」身になることが真実信心ではありません

前回の続きを書きます。 そこで、この本では「真実信心=絶対の幸福=現生十種の利益」とした上で、いろいろ書いていますが、次回のエントリーに書きますのでよろしくお願い致します。 の続きです。「なぜ生きる2」では、この現生十種の利益(絶対の幸福・真…

書評8「なぜ生きる2」(宗教法人浄土真宗親鸞会会長・高森顕徹著)3章より、他力の信心=絶対の幸福ではありません。

宗教法人浄土真宗親鸞会_高森顕徹会長のいう真実信心は、イコール絶対の幸福です。 現役会員の方からすれば「それの何が問題なのか?」と思われるかも知れませんが、実は大問題なのです。結論から先に言いますと、「絶対の幸福=真実信心」ではありません。…

書評7「なぜ生きる2」二種深信の解説を前作「なぜ生きる」から、こっそりと変更している件

なぜ生きる 2作者:高森 顕徹1万年堂出版Amazon「なぜ生きる2」(宗教法人浄土真宗親鸞会会長 高森顕徹著)について、気がついたことを書いています。 今回は、「3章 この世の幸せ限りなし 必ず、十種の幸せに生かされる」から、「十種の幸せ6 弥陀に抱か…

「なぜ生きる2は高森会長の個人的な恨みを晴らすために書いた本と講師部部員が証言」(宗教法人浄土真宗親鸞会機関紙顕正新聞1月1日号を読んで)

顕正新聞平成26年1月1日号読みました。以下、思ったことを書きます。 今回は、なぜ生きる2の特集でした。この本を読んだ会員の手紙が紹介されていました。 切なる願いあふれて 講師部 K 宿善論争に決着をつける、ともおっしゃって、昨年2月に初会合をなされ…

「雑行=自力の心でやる諸善」がなぜ間違いか?そう主張するのは高森顕徹会長(宗教法人親鸞会・なぜ生きる・歎異抄をひらく著者)

前回のエントリー「雑行について、正直まだよくわかっていません。」「雑行は自力で簡単に捨てられるものですか?」(こねこさんのコメントより) - 親鸞会を脱会した人(したい人)へ にコメントを頂きました。それについて書きます。テーマはタイトルにも…

「雑行について、正直まだよくわかっていません。」「雑行は自力で簡単に捨てられるものですか?」(こねこさんのコメントより)

コメント欄に書くには長文になったので、エントリーとして書きます。書いているうちに返答が遅くなりました。こねこさんにはお詫びします。 こねここんばんは。いつも読ませてもらっています。 前から問題になってる雑行について、正直まだよくわかっていま…

書評6「なぜ生きる2」(高森顕徹〔宗教法人浄土真宗親鸞会会長〕著 1万年堂出版)第3章について

3章 この世の幸せ限りなしー必ず十種の幸せに生かされるなぜ生きる 2作者: 高森顕徹出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2013/12/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る この章はいわゆる「現生十種の益」について書かれています。 最初に気になっ…

書評5「なぜ生きる2」(高森顕徹著 1万年堂出版)第2章について

今回から、章ごとにわけて書いて行きます。 はじめに 1章 人生は、生きることの苦しみから始まる 2章 苦海の人生に大船ありー難度海の人生が、明るい広海に転回するなぜ生きる 2作者: 高森顕徹出版社/メーカー: 1万年堂出版発売日: 2013/12/10メディア: 単…