親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

親鸞会公式サイトが刷新されるも、ネット上での名前を隠した勧誘はより巧妙化

親鸞会の公式サイトが新しくなりました。別のドメインを取ってつくるほどの力の入れようです。
shinrankai.jp
これを見てみますと、今までの過去の批判に対してそれを改善しようとする考えが伺えます。


一例を挙げると、高森顕徹会長の写真が掲載されています。


shinrankai.jp

今までは高森会長の名前はあっても写真は公式サイトにも一万年堂出版にも掲載されることはありませんでした。少し前のジャニーズ事務所も驚くほどネット上では写真がありませんでした。これは随分変わったものだという印象を受けました。


また、親鸞会館の行事予定も公式サイトに載るようになりました。
行事案内一覧 | 浄土真宗 親鸞会 公式サイト | 浄土真宗と親鸞聖人を知りたいあなたへ
これも、以前は公式サイトに掲載される事はありませんでした。というか、公式サイトどころか会の中でさえかつては「高森会長の法話日程は口頭のみの連絡。書面に残るようなものは駄目」という、どこの秘密組織の会合なのかというほどの秘密主義でした。それが公式サイトに掲載されるようになり、また各地の会館の住所や、主に開催している勉強会の一般会場も公開されていました。
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また、講師の名前や写真もどこにも出ていないと言うことから秘密主義だと言う批判もありました。それが今回の公式サイトを見るとネット講座募集をして複数の親鸞会講師の名前と写真が掲載されています。
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また、LINEやTwitterFacebookYouTubeを使って親鸞会の名前を前面に出して活動しているような印象を受けます。


これで今まであったような、親鸞会に対する批判をネット上からなくすことはできないものの、過去がそうだったけど今は違いますよと言うスタンスを打ち出そうとしたみたいです。
また、別の見方をすると、親鸞会の内部の人間も、親鸞会の勢いはかつてのものではなくなったという自覚からこうなったのではないかと思います。
一例を揚げると、先ほどのジャニーズ事務所のネット上での写真公開のことを書きました。
www.huffingtonpost.jp

2018年01月31日から、ネット上にもジャニーズ事務所所属の芸能人の写真を一部制限付きで公開するようになりました。これは、いわゆるSMAP解散騒動でジャニーズ事務所を離れたメンバーがネットに写真を掲載するようになった対抗措置であり、かつてのように盤石ではなくなったジャニーズ事務所の焦りがそうさせたものです。


今回の親鸞会公式サイトの方針変更は、このジャニーズ事務所の方針変更と全く同じ構造をしています。
かつて、高森顕徹会長も若く、親鸞会の会員も増えていくころには「高森顕徹会長の話を聞きたかったら、そちらが頭を下げて『どうか日程を教えて下さい』と言いなさい」と言わんばかりの態度でした。また、高森顕徹会長自身も「私は多くの人から批判を受けているから、顔写真や日程を公表すると狙われるかも知れない」という自意識から写真も日程も公表してきませんでした。


ところが、時は流れて現在は、高森顕徹会長の話を聞きたいと思う人はそれほどなく、また批判をされることもなくなってきました。これは、真宗関係者が誰も相手にしなくなったと言う意味です。このようにかつての上から目線の態度では、親鸞会館に来る人は増えないという現状に対する焦りから、今回の公式サイトでの情報公開に至ったのでしょう。勢いを無くしつつあるジャニーズ事務所が方針変更をしたのと同じです。

ダミー勧誘はより巧妙化

ここまで書くと、親鸞会はより開かれた団体になったのかと思われる方もあるかも知れませんが、実体は以前の大学でのダミーサークルよりもさらに巧妙に名前を隠して勧誘をするようになりました。

FacebookYouTubeなどを見ても仏教に関するものを検索すると、親鸞会関係者が名前を隠して関与していると思われるものがよく見つかります。
その一部を紹介します。
www.waiwaitv.com

sendai.japan-buddhism.com

sapporo.japan-buddhism.com

www.facebook.com

中村僚公式サイト-葬式仏教に反逆し、生きる意味をすべての人へ

こうして見ると、中には高森顕徹会長がいなくなったあとは「仏教講師」として独立しようという考えが透けて見えるものもあります。そういうこともあって親鸞会の名前を出さないのでしょう。


しかし動機は違っても「親鸞会」の名前はないのが共通している点です。これらの講座に熱心に通う人は100%親鸞会館に誘われ、親鸞会に入会を勧められます。事実、被害相談を私も何件も受けています。共通しているのは「最初は何も知らされてなかったけど、ある日親鸞会館に行きませんかと誘われた」というものです。


「宗教法人 浄土真宗親鸞会」という看板を掲げるなら、それを一枚看板とするべきで、「親鸞会」と「ダミー団体」の二枚看板では誰も信用しません。教えも間違いで、信用もされない団体に未来はありません。