親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

高森顕徹会長(宗教法人浄土真宗親鸞会)が、アニメ映画「なぜ生きる」の話ばかりをし続ける理由を考える

2017年06月25日に親鸞会館で高森顕徹会長の話がありました。すでに他のブログでも言及されていますが、アニメ映画「なぜ生きる」の中の蓮如上人のお言葉の意味についての質問に答えるというものだったそうです。
hiun.cocolog-nifty.com

shingikensho.blog12.fc2.com
また、8月の親鸞会館での追悼法要の演題は、白骨の章に決まりました。これもまた、アニメ映画「なぜ生きる」に出てくる話です。

なぜアニメ映画「なぜ生きる」の話が続くのか?

昨年5月にアニメ映画「なぜ生きる」が公開されてより、高森顕徹会長の話の大半(質問に答える形式では全て)は映画に関するものばかりです。(正確に言えば、アニメ映画制作が始まった公開1年前より難度海の話がずっと続いていました)なぜ、このように映画の話ばかりをするのかについて考えて見ました。

結論から言えば、高森顕徹会長がこのアニメ映画「なぜ生きる」を、親鸞会にとっての聖典にすることに決めたからです。


以前も、それについてこのブログで言及しましたが、高森顕徹会長はいよいよ本気でそうしているようです。私がそう思ったきっかけは、今年の5月にアニメ映画「なぜ生きる」の修正版が公開されたことを耳にしたからです。5月に富山県高岡市でアニメ映画「なぜ生きる」が再び映画館上映されました。その際に、100箇所以上の修正を加えたものが公開されたとのことです。セリフも増えたり、変更されたりしていました。言って見れば「なぜ生きる2017」が公開された訳です。

その時制作しているものの話をするのが高森顕徹会長

親鸞会会員を長く続けている人ならば分かると思いますが、高森顕徹会長は何か書籍やアニメを作っている時は、それに関する話をするという特徴があります。
かつて、チューリップ企画の「世界の光親鸞聖人シリーズ」が制作されていた時期は、それぞれのアニメの内容に関する話(例えば、第4部では無明の闇、第5部では歎異抄2章)を繰り返ししています。
映画「なぜ生きる2017」が公開されたことを聞いて、ずっとアニメのセリフについての質問ばかりを受け付けそれに答えていた理由が分かりました。それは、その質問の部分を中心としたアニメ映画のセリフの修正をずっとしていたからです。その結果100箇所以上修正した映画が公開されました。高森顕徹会長からすれば、この映画「なぜ生きる」はまだ未完成ということなのでしょう。そうすれば、映画公開後1年を過ぎても、DVDなどのソフト販売をはじめないのも納得がいきます。

映画「なぜ生きる」は永遠に完成しない

現在も映画「なぜ生きる」についての話を続けているということは、映画の修正をずっと続けているのでしょう。今後予想されることは、来年高森顕徹会長が健在であれば、映画「なぜ生きる2018」が公開されることと思います。その後も「2019」「2020」と高森顕徹会長が健在な間は続く事でしょう。そしてその修正は、高森顕徹会長が生きている間終わらないと思います。つまり、映画「なぜ生きる」は、会長の頭の中では永遠に完成しないのです。
このようなことを高森顕徹会長がするのも、親鸞聖人がその主著である「教行信証」を、終生書き直し続けられたことに倣っているのだということは、会員ならば想像できることと思います。そこから分かる事は、高森顕徹会長は本気で、映画「なぜ生きる」を宗教法人浄土真宗親鸞会聖典と決めたということです。
ですから、今後高森顕徹会長がアニメ映画「なぜ生きる」を離れた話をすることはないと思われます。


ここ最近の話の内容を伝え聞く限りは、会員も常にアニメ映画のセリフの解説であることに思うことがある人も多いようです。「次はアニメのセリフ以外の話を聞けるかも」「次こそ、南無阿弥陀仏のいわれを聞けるかも」という方は、その希望が叶うことはない可能性が高いです。
はやく、親鸞会以外で法話を聞かれることをお勧めします。