親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

なぜ生きる2(1万年堂出版 高森顕徹著・宗教法人浄土真宗親鸞会会長)レビュー1「カルト宗教団体の会長が秘伝のレシピを公開した希有な書)

カルト宗教としてその筋では有名な宗教法人浄土真宗親鸞会高森顕徹会長の新刊「なぜ生きる2」が出ました。地元の書店にも展開していたので購入して読んでみました。


なぜ生きる 2

なぜ生きる 2

この「なぜ生きる2」の感想を一言で言えば「カルト宗教被害者必読の書」です。
なぜならば、この本は「私(高森顕徹)はこのようにして会員を浄土真宗と偽って多額の献金をさせ、各地に会館を建てさせ、会員からの尊敬を一身に集めるようにしていますよ」という方法を惜しみもなく書物にしたものだからです。別の言い方をすれば「真宗を名乗るカルト団体を設立して、自分が教祖と崇められたかったらこうしたらいいよ!!」という秘伝のレシピを公開した本です。


私は、この本を読むのに非常に時間がかかっています。パラパラと一読するのにさほど時間がかかる本ではありませんが、真宗教義上「?」という部分に付箋を貼ったり、おかしいと思う部分を抜き書きしていくと、2ページまたは3ページに一ヶ所おかしな部分があるからです。(ひどい箇所では1ページに複数個所)それのどこが具体的におかしいかということについては、当ブログ上で順番に紹介していきたいと思います。


ただ、このなぜ生きる2は親鸞会会員にしてみれば「自分はこのように高森会長に騙されていたのか」という本だということをよく知っていただきたいと思います。いわば、詐欺師が詐欺の手口を書籍にして、詐欺のカモに読ませているという構図です。しかも、詐欺のカモがそれを有り難がって読んでいるとすれば救いようがないと言わざるをえません。


高森顕徹会長の言葉を代弁すれば(行間からにじみでてきているので)「どうせ、バカな講師部員や会員はこの本を読んでも、オレの騙しの手口には気がつかないだろう」ということです。この本を読んだ現役会員のみなさんは「余程会長からバカにされている」ことを気がつかねばなりません。


その一例を「なぜ生きる2」から挙げると以下のものがあります。

前著(なぜ生きる)では、まず根拠の「古文」や「漢文」を挙げ、あとに現代的表現に言い換えたが、今回は大意を先に書くことにした。(なぜ生きる2 P5-P6)

前回出た「なぜ生きる」では、あくまでもお聖教の言葉を先にだし、そのあと解説をする形式であったのが、今回の「なぜ生きる2」では「高森会長の解説」を先にだし、そのあとにお聖教の言葉を出しています。これは単なる、読みやすさというレベルのことではありません。お聖教(善知識方の書かれたもの)より、オレ(高森会長の話・考え・意向)を聞け!!ということです。

難しいと感じるところは飛ばされても、聖人の教えの輪郭なりとも知っていただきたいと、ひたすら願うばかりである。(なぜ生きる2 P6)

(意訳)「原文は読まなくてもいいよ。オレ(高森顕徹会長)の解説を読んだら、「浄土真宗」分かるから!それが浄土真宗だから!この本に書いてあることが本当の浄土真宗だから!!」


というところです。


実際に、親鸞会の会員の多くはそのように思っている人も多いかも知れません。しかし、この本を一読して「親鸞学徒」の自覚があるなら怒らないといけません!!
親鸞聖人の教えをねじ曲げて「オレはこうやって教えをねじ曲げてアホな会員を騙しているんだぜ」という本がこの「なぜ生きる2」です。


もし、そうではないと思われる現役会員の方があったら、「なぜ生きる2」をノートにメモを取りながら100回読んでみて下さい。私が言うことも分かると思います。


具体的に何が「親鸞聖人の教えと違うか」については、このブログで複数回に分けて書いて行きます。今回は「なぜ生きる2」を読んで、多少冷静ではいられない気持ちをエントリーに書きました。気分を害された方にはお詫び申し上げます。



最初は、Amazonレビューに書く下書きとして書いていましたが、書いているうちに「現役会員・元会員向け」の文章になってしまったので、改めてAmazonに書きますのでよろしくお願いします。