親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

親鸞会機関誌顕真平成25年8月号掲載_講師試験の問題文

親鸞会機関誌顕真平成25年8月号を読みました。9月号に、講師試験問題と回答が掲載されていたので、そのなかの問題文を紹介します。
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(顕真平成25年8月号より、親鸞会講師試験の風景)

講師試験問題(6月23日実施)
※回答を考えてみましょう。
【1】江戸時代に、浄土真宗西本願寺にとって空前絶後と言われる、他力信心についての大動乱があった。「三業惑乱」と言われている。
その三業惑乱について問う。
(1)首謀者は誰か。
(2)どんな間違いから起きたか。
(3)それを批判した代表的人物は。


【2】親鸞聖人の教えは「信疑決判」であることを、聖人のお言葉で二つ示せ。その根拠も書け。

【3】弥陀に救い摂られるか否かは、宿善一つで決まると教えられた蓮如上人のお言葉を『御文章』で四つ示せ。

【4】阿弥陀如来の慈悲は平等なのに、救いに前後ができる理由を教えられたお言葉と、その根拠を示せ。

【5】「仏法は聴聞に極まる」ことを教えられている親鸞聖人と蓮如上人のお言葉を、『教行信証』と『御一代記聞書』でそれぞれ示せ。

【6】蓮如上人が、親鸞聖人の教えをいかに正確に伝えられたか分かるご文と、その根拠を示せ。

【7】歴代の善知識方も、そこまで断言された方はなかった、親鸞聖人のみ教えの特徴の中の特徴を、聖人のお言葉で示せ。根拠も書け。

【8】親鸞学徒の顕正相手は十方衆生と教えられた親鸞聖人のお言葉と、根拠を記せ。

【9】阿弥陀如来が諸仏の中の王である根拠を経典で二つあげよ。

【10】阿弥陀如来の救いは他力の信心一つである、と断言された、親鸞聖人のご文と根拠を三つ以上あげよ。
親鸞会(会長:高森顕徹)機関誌_顕真平成25年8月号P35より)

この親鸞会で行われる「講師試験」とは何かといいますと、親鸞会発行の『教学聖典』から出題される全10問の筆記試験です。この「講師試験」は年2回、富山県の親鸞会会館で行われ合格すると親鸞会内の学階「講師」の認定がされます。この講師試験を累計五回合格すると「大講師」の認定を受けます。
しかし、この「講師」や「大講師」認定をされたからといって何か利点があるのかといえば、「高森会長の講義で前に座ることができる」以外にはなにもありません。


しかし、「教学聖典を覚えることが獲信の最短距離」といわんばかりに、親鸞会は推進をし、熱心な会員は日夜「教学聖典の暗記」に努力を続けます。


賢くなければ救わないという本願ではありません。「老少善悪の人をえらばず」ですから、暗記をする前にただ今救う本願を聞いてください。必ずただ今救われます。