親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

親鸞会機関誌にみる、内向き指向の親鸞会

最近の親鸞会機関誌を見る機会がありました。
最近は、「無上道」という冊子が発行され、月にある決まった以上の会費を出している会員に渡しているようです。その中にこのようなページがありました。
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これは過去親鸞会が出したパンフレットです。画像にも出ていますがこのように書かれています。

親鸞会は公約しています。
この親鸞会の主張に対して異議、反論のある方は遠慮なく申し出て下さい。
相手が集団であれ、個人であれ、公開であれ、非公開であれ、討論であれ、文書討論であれ、相手の希望せられる方法で、時と場所を問わず、本当の親鸞聖人のみ教えを開顕するために喜んで対決に応じます。
どうかみなさん 本当の親鸞聖人のみ教えを確めて下さい。 合掌

浄土真宗親鸞会(以下略)

過去にはこんなことを言っていたんだなと、現状の法論を申し込まれても逃げ回っている現在の親鸞会と比べて隔世の感がありました。しかも、そんな過去を隠すことなく機関誌に載せるあたりが、「ネットを見ない会員をなんとか引き止めよう」という意図を感じます。

上記の公約を出している手前か、顕真では相変わらず、誰から来た非難か一切明かさずに「ひと口問答」を連載していました。
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この記事を読んで現在親鸞会会員に「間違いだという人って誰のことですか?」と聞いてみました。それに対してその人は「誰のことか全く分かりません」と答えられました。

ネットを見ている人からすると、明らかに飛雲さんから申し込まれた法論に対して、公約の手前形だけ答えている記事です。しかし、こんな会員が読んで誰と法論しているか分からない記事を載せることに何の意味があるのでしょうか?

今回の「無上道」にも、過去本願寺相手に法論をしたときは、顕正新聞の号外をだし、何万部ものチラシまで作り会員だけでなく、本願寺門徒の家に配布したことを書いていますが、それが現在では、相手も明かさず、全会員が読むことのない顕真に掲載しているのは、内輪に対して「法論からは逃げていない」というアリバイをつくっているようにしか見えません。

機関誌全体を通して言えることは、親鸞会言語で言う「破邪顕正」「真実開顕」の記事は、全て「顕正を書いた」「S号ビラを作った」「4年7ヶ月前の本がどうこう」と過去のことばかりです。
「顕正新聞」「顕真」「無上道」とは名ばかりで、過去のことをしか書くことがないなら、なにも顕正していないということです。

顕正しないでなにをしているかといえば、現在いる会員をいかにつなぎ止めるかしかありません。内向き指向の親鸞会の現状が、機関誌からよくわかります。