親鸞会を脱会した人(したい人)へ

宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会した人(したい人)の為に、親鸞会とその教義の問題について書いたブログです。

親鸞会機関誌より

顕真・高森顕徹会長のつぶやき「自転車人生」がいろいろと考えさせられる(2018年5月号顕真を読んで)

親鸞会の機関誌顕真2018年(平成30年)5月号を読みました。顕真は、ある程度以上の会費を出す会員のみの機関誌なので、書いている内容も、より活動のやり方が具体的であったり、高森会長の文章もより本音が出ているものとなっています。 一例をあげると、同じく…

なにがなんでも参詣者を増やしたい親鸞会・高森顕徹会長(顕正新聞2018年6月15日号を読んで)

親鸞会機関紙顕正新聞2018年(平成30年)6月15日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。 人集めが最大の関心事 6月の親鸞会館での高森顕徹会長の法話も一般紙に一面広告を掲載し、またその動画を公式サイトで公開しています。 その上、今回の機関紙で…

「ただのただもいらぬ、ただじゃった」との歎異抄についての論説を読んで会員にも読まれない理由を考える(顕正新聞2018年3月15日号より)

顕正新聞平成30年3月15日号を読みました。 以下思ったことを書きます。今回も一面は「歎異抄」でした。おそらく映画「歎異抄をひらく」が公開されるまで、ずっとこれを続けるのでしょう。ここまでくると、「機関紙一面が歎異抄でした。さてどんな記事だっ…

親鸞会の「歎異抄をひらく」が映画化。現在制作進行中(顕正新聞平成30年2月15日号を読んで)

親鸞会の機関紙 顕正新聞平成30年2月15日号の1面は今回も、「歎異抄をひらく」でした。 あと半月で空白の十年だとのことです。 『歎異抄をひらく』ご発刊からいよいよ10年。『歎異抄』の魅力全開で真実開顕できる時節の到来である。 (1面より) 以…

「歎異抄をひらく」を再び大きくとりあげる親鸞会の狙いとは?

昨年まで、映画「なぜ生きる」一色といってもよかった親鸞会ですが、今年はなぜか「歎異抄をひらく」に力を入れて報道しています。 (顕正新聞平成30年2月1日号1面) (顕正新聞平成30年1月1日号論説)理由を見ると、この高森顕徹会長の著作「歎異…

親鸞会公式サイトが刷新されるも、ネット上での名前を隠した勧誘はより巧妙化

親鸞会の公式サイトが新しくなりました。別のドメインを取ってつくるほどの力の入れようです。 shinrankai.jp これを見てみますと、今までの過去の批判に対してそれを改善しようとする考えが伺えます。 一例を挙げると、高森顕徹会長の写真が掲載されていま…

新体制になり最後のカーブを曲がった親鸞会(顕正新聞平成30年1月1日号を読んで)

2018年となり、今年は平成30年です。振り返ると、私が親鸞会を除名になってから10年になります。この間あっというまだったように感じるのも年齢のせいかも知れません。私自身もその間いろいろと身の回りは変わってきましたが、親鸞会も大きく変わっ…

高森会長の話はなぜ分かったようで分からないのかを顕正新聞論説から解説(顕正新聞平成29年10月15日号を読んで)

宗教法人浄土真宗親鸞会(富山県射水市)には、親鸞会館があり毎月1回高森会長の法話が行われています。そこには、全国から会員が会長の話を聞く為に足を運んでいます。私もかつては、親鸞会館に足を運んでいました。高森会長の話の内容は、大きく分けると二…

「難度海を度する大船」の厳存と「その乗り方」が、宝くじが当たるコツを言っているような違和感について(親鸞会機関紙顕正新聞平成29年1月1日号より)ねほりんぱほりん

前回のエントリーにも書きましたが、親鸞会機関紙顕正新聞平成29年1月1日号の年頭所感(高森顕徹会長)にある以下の文章について、書きます。 親鸞聖人の「教行信証」には「難度海を度する大船」の厳存と、「その乗り方」以外に記されてはいない。(顕正新…

平成29年親鸞会機関紙顕正新聞・年頭所感「大悲の願船に乗じ難度海を普く照らそう」(高森顕徹会長)を読んで思ったこと。

(宗教法人浄土真宗親鸞会機関紙「顕正新聞」平成29年1月1日号一面より。福井県の吉崎御坊(親鸞会)からの写真。※細かい事ですが、これだけ大きな写真を載せるのなら、説明が必要です。) 年頭所感は「高森顕徹会長から会員への年賀状」 親鸞会会員にと…

教義のダブルスタンダードを機関誌に堂々と書く親鸞会(顕真2015年10月号を読んで)

顕真*12015年10月号を読みました。内容としては、奈良会館の建立に関するものが大半でした。現在もほぼ毎月の様に全国各地に会館が出来ているようです。それ以外で気になったところを紹介します。 それは、この10月号から始まった、「『なぜ生きる2』解説(…

「煩悩と疑情」を混同させて、会員を迷わせる高森顕徹会長(親鸞会機関誌顕真平成26年10月号を読んで)

顕真平成26年10月号を読みました。以下、気になったところについて書きます。 今回は、「法友通信(9/2 講師部講義)信機と信法は一念同時」を読んで気がついた事を書きます。 『歎異抄』第9章で親鸞聖人は煩悩と疑情の違いを明らかになされている。阿…

聞思=聴聞はなぜ間違いなのかについての追記(顕真6月号を読んで)

「あるところで『聞思=聴聞』と聞きましたが、それで正しいのでしょうか?」(頂いた質問) - 安心問答(浄土真宗の信心について) 「あるところで『聞思=聴聞』と聞きましたが、それで正しいのでしょうか?」(頂いた質問) - 安心問答(浄土真宗の信心に…

親鸞会講師試験問題を見て思ったこと(顕真平成26年7月号より)(追記あり)

顕真(宗教法人浄土真宗親鸞会機関誌)平成26年7月号を読みました。 この号には2014年(平成26年)6月15日に実施された講師試験の問題と回答が掲載されていました。以下に紹介します。回答は、明日また追記の形で更新します。 【1】親鸞聖人や…

親鸞会の降誕会で上映された「御名号御本尊」が親鸞会の「正御本尊」が「偽装本尊」だと告白した件(顕真平成26年6月号より)

顕真*1平成26年6月号を読みました。この号は、2014年5月17日(土)・18日(日)に親鸞会館*2(富山県射水市)で行われた「親鸞聖人降誕会」の内容と、参加者の感想が中心でした。 (顕真平成26年6月号目次の一部)その中で、降誕会初日に上映…

「三業で信心の有無をいうな」といいながら、本願寺派前門主を未信扱いする親鸞会(親鸞会機関誌顕正新聞平成26年6月15日号を読んで)

親鸞会機関誌顕正新聞平成26年6月15日号をよみました。 親鸞会のなかでの真宗観がもっとも反映されているのが、顕正新聞のマンガコーナーです。 親鸞会内では、高森会長の話に真宗全てが跪くという真宗観が主流です。今回紹介した部分では、本願寺派の前…

難信を通り越して「信を獲た人はいない」と主張を変えてきた親鸞会(顕正新聞2014.4.15より)

顕正新聞4月15日号を読みました。以下の記事を読んで思ったことを書きます。 (顕正新聞平成26年4月15日号2面より) 上記より一部抜き書きをします。 それは熱心な長期の聞法者も多く参詣していた時のことであった。 「この中に信を獲ているものは…

「『若不生者』の『生まれる』はこの世で正定聚に生まれることだ」の主張をこっそり翻した高森顕徹会長(宗教法人浄土真宗親鸞会)顕真平成26年4月号を読んで

親鸞会に所属している人の特徴は、外から教義について批判をうけても絶対に間違いを認めないことです。なぜ認めないのかと言えば「高森先生(浄土真宗親鸞会・高森顕徹会長)が仰ったから」が根拠となっているからです。 また、当の高森会長も外から教義批判…

30年以上本願寺派へ事実無根の批判をしていた親鸞会(親鸞会公式サイトを見て)

前回のエントリー本願寺派門主の著作を読んで勝手に勝利宣言をする親鸞会(親鸞会機関紙顕真平成26年4月号より) - 親鸞会を脱会した人(したい人)へ に書いたことが、親鸞会公式サイトにも掲載されていました。 本願寺門主「最後のメッセージ」 今回、…

本願寺を批判する親鸞会は、本願寺から相手にされていないことを知っている件

最近の宗教法人浄土真宗親鸞会(会長:高森顕徹氏)機関誌は、本願寺派を中心に伝統教団への批判記事が溢れています。 最近のエントリーで書いたことを通して、現在の親鸞会は本願寺派、大谷派をはじめとする伝統教団に全く相手にされていないことを自覚して…

2014-3-25のエントリーに追記:内部統制に明け暮れる親鸞会

「親鸞会には救われている人がいません」(親鸞会機関誌・顕真平成26年3月号より) - 親鸞会を脱会した人(したい人)への追記エントリーです。親鸞会機関誌の顕真平成26年3月号の記事について前回書きました。その後に思ったことを書きます。 ◎ある人…

「親鸞会には救われている人がいません」(親鸞会機関誌・顕真平成26年3月号より)

顕真平成26年3月号を読みました。簡単に内容を紹介し、気になったところについて書きます。 苦悩の群生海に飛び込み 迷妄斬り開く剣士に 第2回われら親鸞学徒は、あまたの群賊悪獣を切り裂く利剣を持つ。 今こそ、剣を磨いて起つ秋だ。(顕真平成26年…

蓮如上人「物を言え」親鸞会会員「物も言えん」 あさ川進さんの除名で思ったこと

最近、親鸞会会員でブログを書いていたあさ川進さんが、親鸞会を除名になったことを、本人のブログ記事で知りました。 参照 つくべき縁あればともない、離るべき縁あれば離れ : あさ川進の、宗教と私 朝令暮改の親鸞会ですから、特別驚くことではありません…

親鸞会の「曽無一善の者と知らせて救う」本願は本当か?(顕真平成25年8月号より)

顕真平成25年8月号を読みました。以下に思ったことを書きます。 今回は、「法友通信・6/16大導師以上座談会 弥陀の見抜かれた人間の姿『一生造悪』と『雑毒の善』」より紹介します。 阿弥陀仏は、全人類を「一生造悪」「曾無一善」と見抜かれています…

十劫安心の定義は教学聖典の通りに覚えたら間違いです(親鸞会機関誌顕正新聞平成25年8月1日号より)

顕正新聞(宗教法人浄土真宗親鸞会機関誌)平成25年8月1日号を読みました。以下、気がついたことを書きます。以前から、親鸞会は「真宗十派は十劫安心に陥っている」と親鸞会以外の団体を批判しています。しかし、高森顕徹会長のいう「十劫安心」は定義…

「十九願で勧めれれている修善は、無上仏にむかって力いっぱいする善だから、純粋な心が問われます。 では、自分はどうか。」(顕真平成25年7月号より)を読んで思い出した唯信鈔のお言葉

前回のエントリーで、顕真平成25年7月号の法友通信を紹介しました。その中で、以下の文章を読んで思ったことを書きます。 心の悪は野放しで 罪福信じているのか 富山県 親友部 (略) 「罪福ふかく信ぜしめ」、三願転入の軌道に乗せていただくとは、それ…

法友通信「仏智疑う罪深し 破れるまで進め」(親鸞会機関誌・顕真平成25年7月号)を読んで思ったこと

顕真平成25年7月号を読みました。そのなか法友通信「仏智疑う罪深し 破れるまで進め」を読んで思ったことを書きます。 6月のテレビ講演では、「如来の諸智を疑惑して 信ぜずながらなおもまた 罪福ふかく信ぜしめ 善本修習すぐれたり」というご和讃で、親…

批判をかわしていくうちにますます支離滅裂になった親鸞会の善の勧め(顕正新聞平成25年7月15日号論説より)

宗教法人浄土真宗親鸞会(高森顕徹会長)機関誌・顕正新聞平成25年7月15日号を読みました。結論から言いますと、誰に向かって書いているのか分からないし、何を書いているのか分からないのが正直な感想です。以下、顕正新聞論説より気になったところを…

自分を阿芸の大瀛になぞらえる高森顕徹会長の妄想(浄土真宗親鸞会)(顕真平成25年5月号より)

親鸞会機関誌顕真平成25年5月号を読みました。 以下、思ったことを書きます。今月号は、広島会館が落慶したことについての関連記事が紙面の半分以上でした。広島会館の落慶法要に、高森会長が話をした内容が「三業惑乱と阿芸の大瀛」だったようです。いつ…

宗教法人浄土真宗親鸞会(会長:高森顕徹)機関誌顕正新聞平成25年5月1日号を読んで思ったこと。特にタノム一念について

親鸞会機関誌顕正新聞平成25年5月1日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。 4月に開催された親鸞会館での高森会長の法話は正信偈についてだったそうです。その部分の法友通信について書きます。題名は 肝要はタノム一念(顕正新聞平成25年5…